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「この世界の片隅に」生きること、幸せとは何かを教えてくれる日本アニメの名作が誕生!

2016年11月17日(木)
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「この世界の片隅に」生きること、幸せとは何かを教えてくれる日本アニメの名作が誕生!

作品紹介

この世界の片隅に

昭和8年、広島市内の江波。絵を描くのが好きな少女・浦野すずは兄と妹と家業を手伝いながら毎日を過ごしていた。それから約10年、18歳になったすずに、縁談の話が持ち上がる。相手は江波から20キロ離れた軍港の街・呉に住む海軍勤務の文官・北条周作。戦時で物資が欠乏するなか、すずは北条家での生活の切り盛りに奮闘する。

こうの史代による同名漫画が原作。クラウドファンディングによって全国から3900万円強の支援を集め、6年の歳月を経てアニメーション映画化された話題作。

心震える度

95%

わたし

今週のオススメは、太平洋戦争中の広島・呉で、嫁ぎ先で懸命に毎日を生きようとする女性・すずを描いた、こうの史代による原作漫画の映画化『この世界の片隅に』だよ!

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ミーちゃん

女優・のんが主人公の声を担当することで話題になったよね!

わたし

主人公・すずの声については、ギリギリまでオーディションをしていたけどなかなか決まらなかったらしくてね。公開まで4ヶ月を切った2016年7月にのんに決定したらしいよ!

ミーちゃん

へー!予告編だけ見ても、のんの声がすごく際立ってるよね。どうだった?

わたし

もうね、本当にぴったり!

声優として、すごく上手くすずを演じているということではなくて、のんの声によって、まるですずが本当にひとりの人間としてそこに存在しているような…。

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ミーちゃん

なるほどー。

のん演じるすずの声を聞くだけでも観に行きたいな。

わたし

映画そのものも、本当にすばらしかったよ!

戦争映画っていうと、どうしてもちょっと暗かったり、怖かったりするイメージがあったけど、この作品はちょっとボケっとしているすずが良い味を出していて、クスッと笑えるシーンもたくさんあって。

ミーちゃん

そうなんだ!ちょっと観に行くのに覚悟が要るなぁと思っていたけど、そこまで気負わなくても良さそうだね!

わたし

うん。もちろん怖いと感じるシーンもあるけれど、過剰に演出されて下手に怖がらせるのではなく、事実がありのままに描写されている感じだよ。

戦時中という特殊な状況だけど、ごはんを食べたり、洗濯をしたり、普通の生活が、淡々とかつ丁寧に描かれているのがこの映画の一番の見どころじゃないかな。

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ミーちゃん

事実としての歴史は知っていても、実際にこの時代の人たちがどんな生活をしていたかを知ることってなかなかないもんね。

わたし

当時の人々の気持ちに思いを巡らす意味でも、観て良かったし、それ以上に映画を観て感じたのは、携帯電話やインターネットもないこの時代の生活が、いかに「今と違うか」ではなくて、そこに暮らす人々の生活や幸せが、いかに「今と変わらない」かだったんだよね。人同士が心を通わせたり、家族で食卓を囲んだり。

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ミーちゃん

うん。

わたし

そんな普通の日常に、戦争は突然、暴力的に入り込んでくる。

戦争を体験していない世代に「戦争とはどんなものだったかを忘れないように語り継ぐ」という側面ではなくて、むしろ世界が激変している今、また同じ過ちを起こさないために、この映画が一役買うような気がするよ。

ミーちゃん

戦争を経験していない僕たち世代でも、戦争とはどんなものかを少しでも知ることで、考えたり、戦争がない世界を想像することはできるかもしれないね。

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わたし

完成披露試写会の舞台挨拶でのんが「生きるっていうことだけで涙がぼろぼろあふれてくる、素敵な作品です」とこの映画を一言で表現したらしいけど、まさにその通りの作品。

毎週のように新作映画が公開されていくけれど、ぜひこの作品は観逃さないで欲しいな。

あ、エンドロールではすずたちの「その後」が描かれる素敵なサプライズがあるから、最後まで席は立たずにね!

  • 原作:こうの史代「この世界の片隅に」(双葉社)
  • 声の出演:のん
  • 監督:片渕須直『マイマイ新子と千年の魔法』
  • 上映時間:129分
  • 公開日:11月12日(土)より全国順次ロードショー
  • 公式サイト:http://konosekai.jp
  • ©こうの史代・双葉社/「この世界の片隅に」製作委員会

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