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『ローマの休日』を書いた男はなぜオスカー像を受け取れなかったのか?映画ファン必見、真実の物語

2016年08月04日(木)
ポスターデータ

『ローマの休日』を書いた男はなぜオスカー像を受け取れなかったのか?映画ファン必見、真実の物語

作品紹介

トランボ ハリウッドに最も嫌われた男

1947年。ハリウッドの売れっ子脚本家ダルトン・トランボは、妻と3人の子どもと幸せに暮らしていた。しかし、アメリカとソ連の関係が悪化する中、共産主義者を排除しようとする赤狩りの矛先がトランボにも向けられて…

理不尽な弾圧によってハリウッドを追われた脚本家の苦難と復活を描く、真実の物語。

胸打つ度

92%

わたし

ミーちゃん…

ミーちゃん

どうしたの!なんで泣いてるの?

わたし

素晴らしい映画に出会ってしまったんだけどね…

夏の大作映画に押されて、あんまり目立っていないのが悲しくて…

ミーちゃん

そんなことで泣いていないで、なんていう映画なのか、教えてよ!

わたし

アカデミー脚本賞を2つも受賞した脚本家、ダルトン・トランボを描いた『トランボ ハリウッドに最も嫌われた男』という作品だよ!

ミーちゃんは『ローマの休日』はもちろん観てるよね?

ミーちゃん

大好きだよ!

わたし

その『ローマの休日』の脚本を書いたダルトン・トランボが、1940年代にハリウッドで起きた、共産主義者を弾圧する赤狩りにあっていたことは知っていた?

赤狩りの中心機関だった下院非米活動委員会は、取調べを行なうため、ハリウッドで活躍していた映画監督、脚本家や俳優などの中で、共産党と関連があったとされる人物たちを列挙した「ハリウッド・ブラックリスト」なるものを作ったんだ。その中から、召還や証言を拒否して議会侮辱罪で有罪判決を受けた主要な10人が「ハリウッド・テン」と呼ばれていてね。

ダルトン・トランボはこの「ハリウッド・テン」の一人だったんだ。

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ミーちゃん

それは知らなかったな!

わたし

赤狩りに対しては、大衆が注目するハリウッドのスターを巻き込んでの証言や抗議運動があってね。「ハリウッド・ブラックリスト」に列挙された人たちは、ハリウッドで働くことを拒否され、思想信条差別の一大事件になったんだ。

この作品は、そんな赤狩りによって議会侮辱罪で有罪となり投獄までされたダルトン・トランボが、出所後に公に活動できなくなってから、いくつもの偽名を使い分けて密かに脚本を書き続けることで、復活を遂げていく物語だよ!

主人公を演じているのは、 TVシリーズ「ブレイキング・バッド」の主人公ウォルター・ホワイト役でブレイクしたブライアン・クランストン。このブライアン・クランストンの演技がもう、素晴らしくて…。

アカデミー賞の主演男優賞にもノミネートされていたよね。

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わたし

さらに!脇を固める俳優陣の演技も素晴らしくってね。

まず、トランボの妻・クレア役がダイアン・レイン。ハリウッドの反共産主義勢力を結集し、トランボを追い詰める女優・コラムニストのヘッダー・ホッパーにヘレン・ミレン。そして、トランボの聡明な娘・ニコラにエル・ファニング。

豪華でしょ〜!

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ミーちゃん

本当だね〜!このキャストだけで、もう観たくなったよ!

わたし

共産党員であることは、法的には何ら違法ではなかったんだけどね。実際のところ、トランボ自身も過激な思想は持たない家庭人で、社会の不平等を憎む愛国者だったんだけど…。

その時代のアメリカでは、破壊分子とされた脚本家たちによって作られた映画を観たら左派的な考えになっていくのではないかと懸念されていたんだ。元共産党委員だった彼らが、映画を使って国家転覆を企てようとしていると考えられていたんだよね。

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ミーちゃん

そうだったんだね。

わたし

彼らが作った映画を観ても、危険な感じはしないものばかりだったみたいなんだけどね。

そんなわけで、議会侮辱罪で投獄され、出所後も仕事がなくなってしまったトランボだけど、彼が考えた復活の方法は、偽名を使って、とにかく面白い脚本を世に送り出していくことだったの!

タイプライターひとつで世の不条理と戦い、自由を勝ち取っていく様は観ていて胸がすくし、彼が万感の思いを込めたラストのスピーチシーンは心を打たれるものがあるので、ぜひ観てほしいよ!

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ミーちゃん

重たいテーマだけど、スカッとできそうだね。

わたし

窮地に陥り、一度は壊れかけた家族の絆を、トランボがどう取り戻していくのかにも注目だよ!

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  • 原題:TRUMBO
  • 監督:ジェイ・ローチ『ミート・ザ・ペアレンツ』『オースティン・パワーズ』
  • 主演:ブライアン・クランストン「ブレイキング・バッド」、ダイアン・レイン『運命の女』、エル・ファニング『マレフィセント』、ヘレン・ミレン『クィーン』
  • 上映時間:124分
  • 公開日:7月22日(金)よりTOHOシネマズ シャンテほか全国ロードショー
  • 公式サイト:http://trumbo-movie.jp/
  • ©2015 Trumbo Productions, LLC. ALL RIGHTS RESERVED

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