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人生とは何か?『ゆれる』の西川美和監督が紡ぎ出す、新たなる再生の物語に心が震える!

2016年10月20日(木)

人生とは何か?『ゆれる』の西川美和監督が紡ぎ出す、新たなる再生の物語に心が震える!

作品紹介

永い言い訳

人気作家の津村啓こと衣笠幸夫(きぬがささちお)は、妻が旅先で不慮の事故に遭い、親友とともに亡くなったと知らせを受ける。だが、その時不倫相手と密会していた幸夫は、妻の死にも泣くことができなかった。そんなある日、妻の親友の遺族であるトラック運転手の夫・陽一とその子どもたちに出会った幸夫は、ふとした思いつきから幼い子どもたちの世話を買って出るが…

『ゆれる』の西川美和監督が、第153回直木賞候補、2016年本屋大賞候補となった自らの原作を映画化。一人の男の絶望と再生を描いた、感動の物語。

号泣度

81%

わたし

今週のおすすめは、『おくりびと』以来7年ぶり!本木雅弘が主演を演じる『永い言い訳』だよ!

ミーちゃんは原作は読んだ?

ミーちゃん

読んでいないんだ。直木賞候補にもなっていたよね!

わたし

うん。原作を書いた西川美和監督は何冊か自著を出しているけど、今回は初めて小説を先に書いてから、自ら映画化したんだって。

小説の評判もすごく良かったので、映画も期待していたんだけど、本当に泣けたよ〜!!

ミーちゃん

「妻が死んだ。これっぽっちも泣けなかった。」っていうコピーが衝撃的だよね!

わたし

うん。それもそのはず。

主人公の衣笠幸夫(きぬがささちお)は、現在スランプ中の人気作家:津村啓。深津絵里が演じる妻・夏子が旅先で不慮の事故に遭って亡くなったという知らせを受けるんだけど、その時、幸夫は黒木華演じる不倫相手と密会中だったんだ。

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ミーちゃん

わわわ、ヘビーなお話だね。

わたし

そんな幸生だから、妻の訃報を聞いても「これっぽっちも泣けなかった。」んだけど…。

事故の遺族への説明会場で、妻と一緒に亡くなった親友の夫である大宮陽一と出会うんだ。陽一は長距離トラックの運転手をしていて、子どもたちの面倒を一人では見切れなくてね。幸夫がつい、子どもたちの世話を買って出ることになるところから物語が動いていくよ。

ちなみに、このトラックの運転手・陽一を演じているのが、ミュージシャンの竹原ピストルさん。彼がもう最高!

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わたし

この見た目通り、竹原ピストルさんの存在自体がすごくインパクトがあってね!

妻の死を思い出してはすぐ涙してしまう、善意の塊のような人なんだ。幸夫と真反対の役どころだけど、それが全く演技に見えないところが、彼の大きな魅力だよ。

また、陽一のふたりの子どもたち-妹の世話のために中学受験を諦めようとしていた長男の真平と、保育園に通う妹の灯(あかり)がまた自然でね。約1年の期間を経て撮影されたふたりの成長に、ついつい幸夫と一緒になって感情移入してしまうよ。

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ミーちゃん

幸夫は、子どもの面倒を買って出ることで、妻を亡くしても泣けなかったという自分の罪悪感を消そうとしているのかな。

わたし

そうだねぇ…。劇中で池松壮亮が演じる作家・津村啓のマネージャーが「子育ては(自分のような)男にとって、最高の免罪符」というようなドキっとするセリフを言うんだけど。

幸夫は純粋に、子どもたちとのふれあいを通じて、誰かのために生きることの幸せを初めて実感していくんだよね。

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わたし

幸夫と陽一、そしてふたりの子どもたち。この4人の関係はどう変化していくのか…。

「大切な人と突然会えなくなる」ことについては、誰もが一度は考えたことがあると思うんだけど、本作にもそう言ったテーマがあるような気がしたよ。

ミーちゃん

これまでも人の心理を深く抉る作品を世に送り出してきた西川監督だけに、今回もどんな気持ちになるのか…想像つかないよ。

わたし

この作品も、見終わってそこで終わり、ではなくて、そこから色々と考えることが始まるような作品だったよ。

幸夫が感じる絶望と再生を、ぜひスクリーンから感じてみてね。

  • 原作・脚本・監督:西川美和『ゆれる』『ディア・ドクター』『夢売るふたり』
  • 出演:本木雅弘、竹原ピストル、池松壮亮、黒木華、深津絵里
  • 上映時間:124分
  • 公開日:10月14日(金)より全国ロードショー
  • 公式サイト:http://nagai-iiwake.com/
  • (C) 2016 「永い言い訳」製作委員会

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