『ゴースト・イン・ザ・シェル』プロデューサーに聞く、日本のIPがハリウッドで映画化される意義


intarview top-image
作品紹介

ゴースト・イン・ザ・シェル

poster of movie

近未来。悲惨な事故から命を助けられ、完璧な戦士として対テロ捜査のエリート組織・公安9課に所属していた「脳以外は全身義体」の少佐。だが、あるサイバーテロ組織と対峙し、捜査を進めるうちに、自分の記憶が操作されていたことに気付く。本当の自分は誰なのか、答えを求めて奔走する少佐に、彼女の存在を揺るがす衝撃の事実が明かされ…。

全世界のカルチャーシーンに大きな影響を与えた、日本が世界に誇るSF作品の金字塔「攻殻機動隊 THE GHOST IN THE SHELL」。 主人公・少佐役にスカーレット・ヨハンソン、公安9課を率いる荒巻役にビートたけしが出演するほか、国際色豊かな豪華キャストが集結。士郎正宗による原作コミック出版(89年)、押井守によるアニメ映画化(95年)以来、世界中の熱狂的ファンを夢中にさせてきた人気シリーズが、ついにハリウッドで実写化される!

この人に聞いた

藤村 哲也(本名:哲哉)ふじむら てつや

日本の漫画・アニメ原作で、初めてハリウッドで100ミリオン(1億ドル=約110億円)以上の制作費をかけて作られた『ゴースト・イン・ザ・シェル』のエグゼクティブ・プロデューサー(製作総指揮)を務める。フィロソフィア株式会社 代表取締役社長。

1953年、広島県出身。1976年に赤井電気株式会社入社。1981年に同社を退職後、外資系投資商社、映像版権商社を経て、1986年に株式会社ギャガ・コミュニケーションズを設立。映画のビデオ版権商社としてスタートしたのち、1992年より映画配給事業に本格参入、その後、同社を独立系大手洋画配給会社に育てる。2001年、同社を株式公開、2004年株式会社USENグループ入りに伴い、取締役に就任。2006年のUSENによる完全子会社化を機に、取締役を退任し、フィロソフィア株式会社を設立と同時に代表取締役社長に就任。日本作品のハリウッドでの実写映画化やリメイク支援と、コンサルティング業務を行う。


◼︎『ゴースト・イン・ザ・シェル』に関わった経緯は?

わたし:日本でも圧倒的なファンを誇る「攻殻機動隊」がハリウッドで実写化され、いよいよ公開されます。藤村さんはエグゼグティブ・プロデューサー(製作総指揮)としてクレジットされていらっしゃいますね。
まずは、本作に関わることになった経緯を教えていただけますでしょうか?


movie image

藤村さん:僕がやっている、フィロソフィアという会社は、日本のIP(※)を元にした、ハリウッドでの映画製作事業を行っています。

(※)IP…知的財産権Intellectual Propertyの略。著作権などが含まれることから、文中ではコンテンツを総称した意図で使用している。

この仕事では、プロジェクトのはじまり方が2つあります。1つ目は、こちらからハリウッドのスタジオやプロデューサーに「こんなにいい原作があるけど、どう?」と提案するもの。そして2つ目は、相手がやりたいものが先にあって、その権利を取ってほしいと言われるものです。

僕がメインで組んでいるアヴィ・アラッド(※)というプロデューサーは、彼は自分で映画化したい作品を言ってくるタイプです。このアヴィから「ゴースト・イン・ザ・シェル」の権利を取るのを手伝ってくれ、と言われました。彼は若い頃にトイデザイナーをしており、おもちゃ関係の仕事でよく日本に来ていたから、日本のコンテンツにも詳しかったのです。

(※)アヴィ・アラッド…米マーベルスタジオの元会長で、同スタジオやマーベルエンターテインメントのCEOやCOOを務めた。2006年にマーベルを離れ、自らの制作会社アラッド・プロダクションズを設立。現在は製作が発表されているコロンビア・ピクチャーズの『Metal Gear Solid(原題)』や、ライオンズゲートの『Naruto(原題)』など多数の日本原作の作品に携わっている。


movie image

わたし:アヴィ・アラッド氏とは藤村さんが創業されたギャガ時代からのつながりだったのでしょうか?

藤村さん:アヴィとは、ギャガのときは会ったことがある程度で、仕事上の接点はほぼありませんでした。

アヴィは当時はマーベルの会長をやっていたのですが、マーベルにいる限りは、マーベルの原作ものしか映画化できないわけです。60歳も超え、残りの人生は自由に映画を作りたいと思い、マーベルを離ることにしたのです。

では、どんな映画を作りたいかというと、若い頃に日本を訪れた影響で、日本のIPをやりたいと考えたのです。それが「ゴースト・イン・ザ・シェル」や「メタル・ギア・ソリッド」で、映画化の権利を取ってくれという話になりました。

ちなみにアヴィは、制作費が1億ドル(約110億円)以下のものにはまったく興味がありません。もともと誰でも知っているようなスケールの大きな作品にしか興味がない人なんです。

わたし:アラッド氏から頼まれて「攻殻機動隊」の権利を取るために動かれたのが、最初のきっかけなのですね。


movie image

◼︎フィロソフィアは何をやっている会社なのか

わたし:藤村さんがフィロソフィアを設立したときの経緯についてもっと詳しく教えていただけますか?

藤村さん:ギャガ(株式会社ギャガ・コミュニケーションズ)が2005年にUSENグループ入りし、2006年に退職しました。そして、その年の12月にフィロソフィアを立ち上げました。

実は、最初はプロダクトプレイスメント(※)の会社をやろうと思ってね。でも、依田会長(※)からもっと慎重に小さい規模からスタートすることを強く勧められて。

(※)プロダクトプレイスメント…広告手法の一つ。映画内において、小道具や背景として実在する企業名・商品名を表示し、広告費を取る手法のこと表す。

(※)依田 巽氏…エイベックス元会長兼社長。2009年よりギャガ株式会社代表取締役会長兼社長CEOに就任。2008年から2013年まで東京国際映画祭(TIFF&TEFFCOM)チェアマンを務めたほか、日本経団連幹事、産業競争力強化委員会エンターテインメント・コンテンツ産業部会部会長などを務める。

わたし:そうだったんですね!

藤村さん:プロダクトプレイスメントの仕事は、それなりに資本が必要だし、人も何人か雇わないといけないし。でも、とにかくまずは独立して、コンサルからはじめたら?と言われて。

コンサルをやりながらも、いつか日本のIPを世界に紹介してそれを映画化したいと思っていたところで、すぐにアヴィとの出会いがありました。


movie image

わたし:日本のIPは、アニメや漫画などを実写化するケースと、すでに映画化された邦画作品を海外でリメイクするケースの2つのパターンがあると思うのですが、藤村さんの会社では、どちらも手がけていらっしゃるのでしょうか。

藤村さん:はい。まず、アニメとか漫画を実写化することは「アダプテーション」といいます。要はリメイクではなくて、もともとある原作ものを、ハリウッドで映画化するというものです。邦画をハリウッドで再度映画化することは「リメイク」ですね。

実は僕も『ゴースト・イン・ザ・シェル』の前に、『黄泉がえり』のハリウッドリメイクをドリームワークスと契約した経緯があります。

わたし:なるほど。日本映画のリメイクではリチャード・ギアの『Shall We Dance?』や『THE JUON/呪怨』(The Grudge)などが思い浮かびますね。

藤村さん:日本版の『Shall We ダンス?』は、アメリカでも公開されて、日本の実写映画としては過去最高の興行成績を上げた作品だったんです。と言っても、10億円ぐらいですが。アメリカでもちゃんと公開されて、見出されたわけです。

僕のような誰かが間に入ったわけではなくて。あれはハーヴェイ・ワインスタイン(※)がプロデューサーで、ミラマックスの時代に作られたものですね。

(※)ハーヴェイ・ワインスタイン…米映画プロデューサー。映画会社ミラマックスの設立者として知られる。2005年より弟のボブと共にワインスタイン・カンパニーを経営。「シカゴ』や『恋におちたシェイクスピア』、『キル・ビル』などプロデュース作品多数。

藤村さん:『リング』はJホラーとして、アメリカで先にマーケットがあって、知名度もあって『ザ・リング』というタイトルでリメイクされました。2004年『呪怨』をリメイクしてプロデュースした『THE JUON/呪怨』(The Grudge)も、どちらも米国で100ミリオン(1億ドル=約110億円)以上の興行成績をあげています。もともとどちらの映画でも日本版のプロデューサーだった一瀬隆重さんが関与されていますね。

わたし:日本のコンテンツでは「ドラゴンボール」が映画化されたことも記憶に新しいですが…。

藤村さん:あれは20世紀フォックスが直接、集英社と契約して映画化されました。

日本の漫画やアニメがハリウッドで映画化されたのは、実は「攻殻機動隊」が3作目で、2008年に「マッハGoGoGo」が『スピード・レーサー』というタイトルで、2009年に「ドラゴンボール」が『DRAGONBALL EVOLUTION』というタイトルで実写化されましたが、残念ながらどちらも興行的には厳しい結果でした。

漫画・アニメのハリウッド実写作品としては、制作費が100ミリオン(1億ドル=約110億円)以上の予算で作られたのは『ゴースト・イン・ザ・シェル』が初めてのケースです。


movie image

フィロソフィアの仕事は、一言でまとめると「日本のIPをハリウッドを中心とした海外で映画化させる」ということです。今は『ゴースト・イン・ザシェル』だけですが、来年以降に公開が期待できるいろいろな作品の企画開発が進んでいます。

いくつか日本のIPが海外で映画化され、公開された時点で、「ああ、藤村はそういうことをやっているんだ」って思ってもらえればと思っていますが、ここまで10年かかりました。これからはやっと収穫期と言える段階です。そういう意味では今までよりもより一層ワクワクして仕事をしています。


movie image

わたし:藤村さんが、日本のコンテンツをハリウッドで映画化したいと思うようになったのは、いつぐらいからだったのでしょうか?

藤村さん:ギャガのときから、やりたいと思っており、ハリウッドで日本のIPをもとにして実写化するようなチャレンジはすでにスタートしていました。

しかし、自分が中心になって動いてもこれだけ時間がかかるので、ギャガの現場でやるのは無理があったかな、と今では思います。

わたし:ギャガの時代から日本のコンテンツを海外に、と考えていたのはなぜでしょうか?

今後そういうものがビジネス的にくると思ったのか、ハリウッドで大きい作品を作りたかったのか、それとも、日本人として日本のコンテンツを世界に送りたいという想いがあったのですか?

藤村さん:「日本のIPを世界に広めたい」という想いが先ですね。

もちろん、ビジネスをやっているわけだから、日本のIPには大きなチャンスがあるとは思っていました。日本のIPには魅力があるし、それがまだまだ採掘されていない。

そういう意味では日本は世界でも有数の原作の宝庫じゃないでしょうか。埋蔵量は世界有数で、ひょっとしたらアメリカと並んで、世界トップレベルの国ではないかと。しかし、そのわりにはまだまだ採掘されていないんです。

日本人が考え出した、この素晴らしいコンテンツを世界に広めたい。口でいうのは簡単だけど、方法論がないといけないわけです。

「攻殻機動隊」自体は、アメリカでは広く知られていたわけではないけど、こうやって映画化されることですごく認識されて、日本のコンテンツ自体のバリューがあがることが大事なことだと思っています。

そして成功した場合は、ものすごい付加価値となって、日本に還元されるわけです。1997年にマーベルが一回会社として破産していながら、再生したようにね。マーベルは、破産からわずか10何年後にディズニーに約40億ドルで買われていますよね。それはIPに映画という力で付加価値を吹き込んでできたことです。

日本のIPのコンテンツを日本だけでなく、世界にむけて映画化することで、成功すれば莫大なリターンをもたらす。それが日本のエンターテイメント業界への恩返しになる、そういった想いでやっています。


movie image

◼︎日本で制作費がかけられないのはお金がないからではない

わたし:よく、日本の邦画は制作費が低いと言われますね。もし、攻殻機動隊が日本で実写化されたとすると、ハリウッドよりは制作費が小さくなってしまう。もし日本でもハリウッドと同じ制作費で邦画が作られたら、世界に広まることはあると思いますか?

藤村さん:日本で制作費が限られるのは、当たり前ですよね。日本人しか観ませんから。当然、制作費に100億円かけても回収できない。もちろん、それは日本だけでなく、英語圏以外の国すべてが背負っているハンディで、フランスだってドイツだって中国だって同じです。

もともとアメリカっていう国自体が多人種で、多様な文化の中で、ハリウッドというシステムそのものが育まれて、世界に通用するものを作っているという。

たとえば、中国が市場として大きくなってきたら、中国が舞台になったり、中国人キャストが増えたりする。そんな感じで、ハリウッド映画もどんどん変わってきます。それはハリウッドにはインターナショナルなものを作るっていう仕組みがあるからなんです。その仕組みを日本に持ってくるのは、急には不可能なことです。

たとえば、東宝は数百億の利益を出しているわけなので、お金がないわけではありません。ただ、日本にはインターナショナルな映画を作り広めるシステムがない。なのでハリウッドのシステムを利用して、世界にそれを出していくってことをやらないと。

インターナショナルに広める映画を作るシステムがハリウッドにしかない以上、日本のIPを世界中に広げようと思ったら、ハリウッドのシステムをうまく利用することを考えないといけません。

当然ですが、日本のIPをハリウッドで映画化したい、と思ったからといって、ハリウッドが向こうから来てくれて、どんどん買い付けてくれて、どんどん映画化してくれる、みたいな簡単なことではありません。さらに、漫画やアニメだったら、日本側の原作の先生がいらっしゃったりして、そんな簡単によくわからない相手に映画化の権利を任せたりはしないわけです。

そこにはものすごく大きな壁があるし、文化の違いがあるし、言葉の違いもあります。その両方をわかっていて、橋渡しをする誰かが必要な仕事だと思っていて、今それを自分がやっています。

それなりの年齢になってくると自分のミッション、使命ってなんだって考えるのですが、自分が何をやって世の中に貢献すべきか、自分が持っているものがなんなのか、と思ったときに、自分の役割はまさに今まで自分が培ってきた映画の世界の経験だったり、人脈だったりを活かして、海外の映像業界と、日本のエンタテイメント業界の橋渡しをすることだと思って、使命感を持ってやっています。


movie image

わたし:その根底にあるのは、日本のコンテンツを海外に届けたいという想いでしょうか?

藤村さん:もちろん、そうです。

自分を育ててくれた日本のエンタテイメント業界に対して恩返しをしたいと思っていますし、それで日本がより豊かな社会になることに貢献できたらと思っています。


movie image

◼︎日本のIPが世界にでれば、日本人のチャンスが広がる

わたし:今回、日本人キャストだけで作られたワケではないにせよ、海外で日本の原作がこれだけの規模で実写化されたということには大きな意義があったと感じました。

日本のIPが海外で広がることで、ハリウッド作品の舞台が日本だったり、日本人キャストがこれまで以上に出演できるチャンスがあったりと、エンタテイメント業界全体に大きな恩恵がありそうですね。

藤村さん:IPの次はタレントだと思っています。

このまま日本のIPベースのものが定着して作られていけば、日本人の俳優がもっと出演できたり、日本人の監督がハリウッドで監督できるチャンスが作れたりします。日本の才能が、世界に出て行きやすくなる。

日本には、たくさんの素晴らしいIPがあります。そういったものが多く出て来れば、そこに日本の才能が送り込める。単に日本のIPだけを広げたいと思っているわけじゃなく、日本のエンタテイメント業界にある才能をどんどんと世界に出していきたいんです。


movie image

「なんで日本人の監督が世界で撮れないんだ」とか、「日本人の俳優が世界で活躍できないんだ」と口でいうのは簡単です。しかし、それを本当に成し遂げるには、しっかりしたロジックや方法論がないといけません。偶然をだれかが出て行ったとしても、結局、点が線になっていかないのです。まず、日本にたくさんある素晴らしいIPがハリウッドで使われるようになり、それがきっかけで日本の才能が世界にでていきやすくする、という順番です。

これらのことは、日本のエンタテイメント界だけでなく、大きな意味で日本人が認められていくということにもつながっていく仕事だと思っています。だから、モチベーションはすごく高いですし、やっていてワクワクしています。

今回も日本人が何人も出ています。注目を浴びるのは一部だけかもしれませんが、あれだけの日本人が1億ドル(約110億円)を超える制作費の映画に重要な役で出ていたことは、過去一度もないわけです。

となると、次はもっと別の形、たとえば日本人の監督とか、日本人の脚本家とかでていけるのではないかと。日本人の脚本家が先に一度書いて、ハリウッドの脚本家がリライトするとか、いろんなチャンスを作れると思う。それが今の僕の夢です。


movie image

わたし:今回の話を聞いていると、『ゴースト・イン・ザ・シェル』は日本にとっても大きな一歩になりそうですね。

藤村さん:今までは、ヒットするハリウッド映画に、日本のお金を投資したくてもチャンスは少なかったわけです。逆にいうとお金が集まらないものにしか投資できるチャンスがなかった。

しかし、日本の一流のIPで、日本の一流の才能で、世界に通用するようなものができるような時代になったら。日本から投資できるお金も期待できるかもしれない。

だからちょっとオーバーかもしれないけれど、この『ゴースト・イン・ザ・シェル』のような作品が継続していけば、日本にとっての国益にも繋がるかもしれないと思っています。

僕自身は、日本人ということに、強くこだわっているわけじゃないんだけど、世界で日本のプレゼンスを上げていくってことは、日本人なら誰もが願っていることだし、僕もその道が作れたらいいなと思っています。

これは本当に足が長い仕事で、20年、30年かかるビジョンだけど、残念ながら自分自身の年齢もちゃんと現実的に見ていかないといけない年齢になってきているから、そういう意味では自分の志を、世代を超えて繋いでいく立場になれればいいなと思っている。全部僕ができるわけじゃなくて、その道を作ることに貢献できれば。


movie image

◼︎本作の見どころは?

わたし:『ゴースト・イン・ザ・シェル』について詳しく教えてください。海外でも原作は有名だったのでしょうか?

藤村さん:押井守監督による1995年のアニメ映画『GHOST IN THE SHELL 攻殻機動隊』が、米ビルボード誌のビデオ週間売り上げで1位を獲得したので、ビデオで観ている方が多いですね。そのときはかなり話題になりました。

そのあと同じく押井守監督の『イノセンス』が2004年に米国公開され、日本のアニメーション映画としては初のカンヌ国際映画祭オフィシャル・コンペティション部門出品に選ばれました。スティーヴン・スピルバーグのドリームワークスがアメリカでも公開し、ビデオも出しているので、そういう意味でも系譜があって。

「ドラゴンボール」や「キャプテン翼」などと比べると、少しマニアックというか、ファンベースの作品ですが、クリエイターの方たちは、多分絶対に観ている作品でしょうね。『マトリックス』が「インスパイアド by GHOST IN THE SHELL」というのはみんな知っていることで、実際に「攻殻機動隊」に出てくるようなシーンがかなり入っています。


movie image

わたし:映画をつくるにあたって、原作ものならではの苦悩はありましたか?

藤村さん:ファンベースがあるものに乗っかるってことは、メリットもあるんだけど、原作を大事にしていないというバッシングを受けるリスクもあるよね。

でも一方で、ファンの人たちだけに受けるものを作ってしまっては、百数十億円も投資したものを回収できないという苦悩がある。

商業性と作家性の両立、ちゃんと両立させることがものすごく大きなチャレンジなんだってことは、今回の実写化までの10年間を通じて僕が学んだことです。

原作があって、できあがった作品ってハリウッドにもたくさんあるけれども、どの作品も成功を収めるまでは、ものすごい量のチャレンジを、本当にたくさんの人たちが集まって行った結晶なんだってことが、映画を見た瞬間に僕が感じたことだったの。

そういう意味で、この映画を一人でも多くの人に見て欲しいし、世の中に受け入れられて欲しいし、もっというなら、当然コミックベースなので、続編も作れるようになっているので、それにふさわしいレベルでヒットして欲しい。これは選ぶのはお客さんなので、そういう映画としてみなさんに選ばれて欲しいなと思っている。


movie image

わたし:最後に、本作の見どころを教えていただけますでしょうか?

藤村さん:やはり原作の素晴らしさだよね。原作がここまで評価されてきたのは、いまだかつてない世界観が評価されてきたわけで。だって、もし似たようなものがあったら、わざわざ海外から取りに来ないじゃない?

ネタバレになってしまうから、内容は話しにくいんだけど、80年代につくられた漫画でありながら、AIの時代を予見したような素晴らしい作品だと思います。

原作を知らない方に『ゴースト・イン・ザ・シェル』というタイトルの説明はできるのでそれだけいうと、「ゴースト」というのは幽霊ではなく、魂という意味。「シェル」っていうのは義体。義体の中に魂が宿っている。つまり脳だけが人間で、体はサイボーグ、そういう設定の映画って、過去には1本もない。とてもオリジナリティの高い原作の世界観を、ハリウッドの最新の技術を使って、一流のチームが集まって映画化した、それが本作の見どころだと思います。


movie image

わたし:ありがとうございます。原作ファンの方でも、そうでない方でも、この映画が一人でも多くの方に観てもらえる作品となるとよいですね!

藤村さん:『ゴースト・イン・ザ・シェル』は、単なるハリウッド大作映画の1本ではなくて、この作品がヒットするかどうかは、日本の漫画の業界、アニメの業界の人たちにとってはものすごく大きなことなんです。

この映画がヒットすれば、初めて日本のコミックが、世界で通用する原作になったということで、大きな流れが日本に向かって動く。ハリウッド、映画業界っていうのはそういうところだし、世界中が日本のIPに注目する、そのきっかけになる。

日本のコミックやアニメにも、もっとチャンスが広がるかもしれないし。日本の「国益」になるとまでいうのは、ちょっと大げさだし、偉そうかもしれないけれども、この作品をはじめの一歩として、あと10年かけてでも、いつか日本のIPが世界に誇れるコンテンツとなる、そういう時代を作っていけたら、幸せだなぁと思っています。


 

  • 主演:スカーレット・ヨハンソン『LUCY/ルーシー』『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』、ビートたけし『座頭市』『アウトレイジ』
  • 原作:士郎正宗「攻殻機動隊 THE GHOST IN THE SHELL」
  • 監督:ルパート・サンダース『スノーホワイト』
  • 上映時間:107分
  • 公開日:2017年4月7日(金)全国公開
  • 公式サイト:http://ghostshell.jp
  • © 2017 Paramount Pictures. All Rights Reserved.

続きを読む

ふたりの愛が法律を変える!異人種間の結婚を合法化させた、感動のラブストーリー『ラビング 愛という名前のふたり』

作品紹介

ラビング 愛という名前のふたり

時は1958年、アメリカ・バージニア州のキャロライン群、白人のレンガ職人リチャードと、黒人のミルドレッドは、ミルドレッドの妊娠をきっかけに結婚を決意するが、肌の色の違う異人種間の結婚は禁じられていた。ワシントンD.C.まで足を伸ばし、晴れてラビング夫妻となった二人だったが、故郷のバージニア州には25年間戻ってはいけないという判決を叩きつけれ…

アメリカで毎年「Loving Day」として制定されている6月12日。最高裁判所によって異人種間の結婚が合法化されるまでの裏側に、一組の夫婦が居たー。実話から生まれた、感動のラブストーリー。

感動度

78%

わたし

今日のオススメはアメリカで肌の色の違う異人種間結婚が合法化されるきっかけとなった一組の白人・黒人夫婦を描いた『ラビング 愛という名前のふたり』だよ!

ミーちゃんは、アメリカで毎年6月12日が何の日に制定されているか知ってる?

ミーちゃん

何かの休日だったっけ…?

わたし

6月12日は「Loving day」と言ってね。アメリカの最高裁判所によって、異人種間の結婚が合法化された記念日なんだ。

Lovingというのは、今回の映画の主人公、リチャードの苗字なんだよ。


movie image

ミーちゃん

へー!ちっとも知らなかったよ!

わたし

今からたかだか5〜60 年前に、肌の色が違うっていうだけで結婚が禁止されていたなんてね。

この映画は、2011年にさまざまな映画祭で上映され多数の賞を受賞した、ドキュメンタリー映画をもとに企画された長編映画だよ。

ミーちゃん

そうなんだね!

わたし

白人のレンガ職人リチャードと、黒人のミルドレッド。

ミルドレッドの妊娠をきっかけに結婚を決意したふたりは、異人種間の結婚が禁止されている故郷のバージニア州ではなく、ワシントンD.C.でラビング夫妻となり、バージニア州に戻ってくるんだけど…。

新婚生活もつかの間、ある日突然、真夜中に寝室に突入してきた保安官によって逮捕されてしまうんだ…


movie image

ミーちゃん

なんてこった…

わたし

弁護士と判事の司法取引により、1年間の服役は執行猶予となって免れたふたりだったけど、かわりにこの先25年間、ふたり一緒にバージニア州に戻ってはいけないという条件を突きつけられてしまうんだ。

ミーちゃん

25年は長すぎるね…

わたし

その後、ミルドレッドのいとこを頼って、ワシントンD.C.で暮らしながら子育てをスタートするふたりなんだけど、両親や仲の良かった姉、故郷の自然環境からも引き離されたミルドレッドは日に日に元気を失っていってね…

ミーちゃん

つらい…つらいね…


movie image

わたし

でもそんなある日、いとこの妻のラウラから、アメリカ合衆国司法長官のロバート・F・ケネディに手紙を書くことを勧められたミルドレッドは、意を決して手紙を送り、アメリカ自由人権協会から無償の弁護を引き受けるという連絡をもらうよ。

ミーちゃん

おお…!

わたし

ミルドレッドとリチャード、ふたりはどのようにして異人種間結婚の合法化という勝利を勝ち取っていくのか。

見どころは、本作が史実に忠実でありながらも、一組のカップルの普遍的な愛を描いているところ。リチャードとミルドレッドがお互いを思いやりながら、支え合う姿には涙を禁じ得ないよ!


movie image

ミーちゃん

ぼく、こういう実話ものに弱いんだよなぁ。泣いちゃいそうだよ。

わたし

ミルドレッドを演じ、アカデミー賞の主演女優賞にもノミネートされたルース・ネッガの透き通るような演技にも大注目だよ!

  • 原題:Loving
  • 監督:ジェフ・ニコルズ『MUD マッド』
  • 出演:ジョエル・エドガートン『華麗なるギャツビー』、ルース・ネッガ『プルートで朝食を』
  • 上映時間:123分
  • 公開日:3月3日(金)よりTOHOシネマズ シャンテほか全国順次ロードショー
  • 公式サイト:http://gaga.ne.jp/loving/
  • © 2016 Big Beach, LLC. All Rights Reserved.

続きを読む

ハードボイルドな作風に痺れる!剣豪・石川五ェ門誕生までを描く『LUPIN THE ⅢRD 血煙の石川五ェ門』

作品紹介

LUPIN THE ⅢRD 血煙の石川五ェ門

伊豆沖の賭博船で襲撃された鉄竜会の組長を一度は救った若き用心棒の石川五ェ門だったが、その後、斧を武器に使う大男・ホークによって船を大破させられてしまい、組長は命を落としてしまう。一方、賭博船から金を奪うことに成功したルパンと次元、不二子はそのホークから命を狙われており…

2014年に特別公開され、次元大介がルパン三世の相棒となっていく様を描き、熱狂的反響を呼んだ『LUPIN THE ⅢRD 次元大介の墓標』。シリーズ第2弾となる本作では、若き日の石川五ェ門が、どのようにして最強の剣士となったかを描く。

ハードボイルド度

88%

わたし

今週紹介するのは、2014年に公開されたアニメ『LUPIN THE ⅢRD 次元大介の墓標』に続くシリーズ第2弾!

『LUPIN THE ⅢRD 血煙の石川五ェ門』だよー!


movie image

ミーちゃん

次元大介がルパン三世の相棒となっていく様を描いた『LUPIN THE ⅢRD 次元大介の墓標』は、最高にカッコよかったよね!

わたし

いやもう、ホントにね。痺れたよね。

今回の作品は、劇場公開作品としては「次元大介の墓標」に続くシリーズ2作目なんだけど、その前に本作の監督・演出を務める小池 健がキャラクターデザインと作画監督を担当したTVシリーズ「LUPIN the Third -峰不二子という女-」があったよね。

ミーちゃん

「LUPIN the Third -峰不二子という女-」はテレビアニメの放送開始40周年を記念して、27年ぶりに制作された連続テレビアニメシリーズだったんだよね!

わたし

「峰不二子という女」も「次元大介の墓標」も、時代設定は「ルパン三世」の原作漫画が連載された1960年代後半から1970年代前半で、若き日のルパンたちが見られるのが見所だよ。

本作でも、まだ圧倒的な強さを手にいれる前の、若き日の石川五ェ門が描かれているよ!

ミーちゃん

ルパンや次元、不二子も見られるんだよね!?


movie image

わたし

もちろん!

若き日のルパンと次元は、私たちがよく知っているちょっとお茶目で憎めない二人とは違って、ちゃんと悪党している感じなんだけど、それがまたカッコイイの!

不二子ちゃんも、若い分、さらにクールな感じで。


movie image


movie image


movie image

ミーちゃん

へー!どんなやりとりが観られるのか、楽しみだな!

わたし

本作では、「バミューダの亡霊」と呼ばれる斧を武器に使う大男・ホークと、仇としてホークを追う五ェ門の死闘が描かれるよ!

スタッフが「R18を目指した」というぐらい、ハードでバイオレンスな五ェ門が描かれるから、アニメとはいえ、血が苦手な人は注意して〜!


movie image

ミーちゃん

そうなんだね!よく知ってるルパンとはだいぶテイストが違うみたいだね!

わたし

それがこのシリーズの魅力だよ!

これからのシリーズ展開も気になる本作。ぜひ「峰不二子という女」や「次元大介の墓標」もチェックしてから観てみてね!


movie image

  • 原作:モンキー・パンチ
  • 監督・演出:小池健
  • 声の出演:栗田貫一、小林清志、浪川大輔、沢城みゆき、山寺宏一
  • 上映時間:54分
  • 公開日:2月4日(土)より全国ロードショー
  • 公式サイト:http://goemon-ishikawa.com/
  • 原作:モンキー・パンチ(C)TMS

続きを読む

GReeeeNの名曲に彩られ…弟思いの兄に涙!すべての夢追い人に贈る青春音楽ムービー『キセキ-あの日のソビト-』

作品紹介

キセキ-あの日のソビト-

厳格な医師の父と、優しい母のもとにうまれた兄弟、ジンとヒデ。メタルバンド「ハイスピード」でボーカルをつとめるジンは、父に反発し、音楽の道を志す。一歩つ弟のヒデは、父と同じ医学の道を志して受験勉強に励んでいたが…。

2007年にメジャーデビューした男性4人組のボーカルグループ「GReeeeN」。メンバー全員が歯医者で、素顔や本名を明かさない彼らの知られざる誕生秘話を、若手人気俳優、松坂桃李&菅田将暉のダブル主演で描いた青春ムービー!

青春度

72%

わたし

今週は全員歯科医師の人気ボーカルグループ「GReeeN」が誕生するまでを描いた『キセキ-あの日のソビト-』を紹介するよ!

タイトルにもなっている「キセキ」は、ドラマ「ROOKIES」の主題歌だったことで有名だよね!


movie image

ミーちゃん

「ソビト」ってどういう意味?

わたし

「ソビト」っていうのは「素人・空人」のことで、自由に新しいことに挑戦していく人を指すGReeeeNによる造語なんだって!

ミーちゃん

へー!そうなんだ!

わたし

この映画は、GReeeeNのメンバーヒデとその兄のジンの兄弟を中心に、GReeeNというグループがどのようにして誕生したか、その軌跡を描いた青春ムービー。

GReeeeNのメンバー、HIDE(ヒデ)を菅田将暉、navi(ナビ)を横浜流星、92(クニ)を成田凌、SOH(ソウ)を杉野遥亮と若手人気俳優がそろって演じている点に注目だよ!


movie image

ミーちゃん

その4人は、実際にグリーンボーイズとしてCDデビューしたんだよね!


movie image

わたし

そうそう!

劇中でも「声」「道」「キセキ」の3曲を歌っているよ!

ミーちゃん

本物のGReeeeNとも似ているね!

わたし

レコーディングやライブシーンでのパフォーマンスは、GReeeeNのスタッフ直伝によるもの。

本家GReeeeNが主題歌を担当するほか、HIDEの実兄で、ジンのモデルになったJINも音楽プロデューサーとして参加しているよ。

ミーちゃん

GReeeeNファンは必見だね!

わたし

そしてもう一つの見どころが、松坂桃李演じる兄のジン。

メタルバンド「ハイスピード」のボーカルとして歌声を披露しているほか、菅田将暉演じる弟・ヒデの夢を応援する兄を、切なさたっぷりに演じているよ!


movie image

ミーちゃん

今ノリに乗っている菅田将暉くんとの掛け合いも楽しみ!


movie image

わたし

今年10周年を迎えるGReeeeN。映画を観てから、もう一度彼らの曲を聴き直してみるのもいいかもね♪

    続きを読む

【2016年まとめ】わたしが選ぶ「今年オススメの映画」ベスト20!


movie image

わたし

今週は、2016年度に劇場公開された映画の中から、個人的に面白かったベスト20を発表するよー!

ミーちゃん

今年一番心にのこった映画は何かな〜?

わたし

まずは20位〜15位はこちら!

20位…『グランド・フィナーレ』
19位…『TOO YOUNG TO DIE! 若くして死ぬ』
18位…『トランボ ハリウッドに最も嫌われた男』
17位…『オーバー・フェンス』
16位 …『スティーブ・ジョブズ』

ミーちゃん

『スラムドッグ・ミリオネア』のダニー・ボイル監督で、脚本を『ソーシャル・ネットワーク』のアーロン・ソーキンが手がけた『スティーブ・ジョブズ』は、製品発表会の舞台裏のみをひたすら会話劇で描くという斬新な構成で面白かったよね!

わたし

続いて15位〜11位はこちら!

15位…『永い言い訳』
14位…『エクス・マキナ』
13位…『ルーム』
12位…『ちはやふる -上の句・下の句-』
11位 …『キャロル』

ミーちゃん

『ちはやふる』は、主演の広瀬すずちゃんの今の輝きをすべて閉じ込めた、素晴らしい青春映画だったね!

わたし

それではいよいよベスト10を発表するよ!

10位は…新海誠監督『君の名は。』!


movie image

ミーちゃん

言わずもがな、今年のナンバー1ヒット作品だね!

個人的に泣けはしなかったけど、面白かったー!

わたし

続いて第9位は…「ハドソン川の奇跡』!


movie image

ミーちゃん

クリント・イーストウッド作品は、間違いないね!

わたし

どんどん行くよ〜!

第8位は…『ズートピア』!


movie image

ミーちゃん

ニックとジュディ、可愛いかった〜

ストーリーの背景にも、アメリカの人種差別、偏見や思い込みなどを描いていて、見応えがあったね!

わたし

続いて第7位は…本作が商業デビュー作となる中野量太監督作品『湯を沸かすほどの熱い愛』!


movie image

ミーちゃん

原作ものの映画化作品が多い中、オリジナル作品でこんなに面白い作品が観られて、うれしかったな。

わたし

そして第6位は…『PK』!


movie image

ミーちゃん

恋あり、笑いあり、踊りあり、涙あり、政治あり、なんでもありのインド映画にもう夢中だよね!

わたし

ふふふ。いよいよベスト5だよ!

第5位は…『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』!


movie image

ミーちゃん

ハリポタロスを埋めてくれる、新シリーズの登場に心震えたよね!

わたし

全5部作だから、あと4作楽しみだね〜

そして第4位!『エブリバディ・ウォンツ・サム!! 世界はボクらの手の中に』!


movie image

ミーちゃん

「ビフォア〜」シリーズのリチャード・リンクレイター監督による青春映画の傑作だね!

わたし

いよいよベスト3!

第3位は…『この世界の片隅に』!


movie image

ミーちゃん

戦争の中、ユーモアを忘れずに前向きに生きる主人公・すずさんをのんが演じて評判を呼んだね。今も口コミがどんどん広がっているみたい!

わたし

戦争に対して、日々の暮らしを丁寧に生きることで戦ったすずさんに心を打たれたなぁ…

そして、第2位は…『シン・ゴジラ』!


movie image

ミーちゃん

早口で語られる膨大なセリフとスピーディーなカットにリピーターも続出したね!

わたし

公開まであまり前評判がなかっただけに、公開後の爆発的な勢いはすごかったね!

興行収入でこそ『君の名は。』に追い抜かれてしまったけど、『シン・ゴジラ』から今年の映画界は盛り上がった気がするよ!

そして2016年、個人的ベスト第1位は…

『 シング・ストリート 未来へのうた』!


movie image

ミーちゃん

これもまた青春映画の傑作だよね〜!

こうして見ると、今年は青春映画で面白いものが多かった気がするな。

わたし

うんうん。

「シング・ストリート」は音楽もすごく好かった。「エブリバディ・ウォンツ・サム!!」も「君の名は。」も、青春映画と音楽って相性がいいのかも。

ミーちゃん

来年もどんなステキな作品に会えるか楽しみだね!

ズバリ、注目の作品は?

わたし

邦画では3月に前編、4月に後編は公開される『3月のライオン』や、同じく漫画原作の『東京喰種 トーキョーグール』も注目だよ!

洋画では、アカデミー最有力と言われる『セッション』のデミアン・チャゼル監督最新作・『ラ・ラ・ランド』、「バットマン」シリーズのクリストファー・ノーラン最新作『ダンケルク』、日本アニメ「攻殻機動隊」が原作の『ゴースト・イン・ザ・シェル』が楽しみ!

人気シリーズの最新作もつぎつぎに登場するよ!「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー: リミックス』、『スパイダーマン:ホームカミング』、1982年公開の『ブレードランナー』の続編『ブレードランナー 2049』、女性版『オーシャンズ11』の『オーシャンズ8 』、『トレインスポッティング』の続編『T2 トレインスポッティング2』、年末には「スター・ウォーズ」のエピソード8も公開になるね!

ミーちゃん

わー盛りだくさん!!どれもこれも面白そうで待ちきれないね!

来年もいい年になりますように!

わたし

みなさん、よいお年を〜!

続きを読む

エピソード4を観てから観るか、観る前に観るか。入門編にも最適な「スター・ウォーズ」最新作を見逃すな!

作品紹介

ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー

銀河全体を脅かす帝国軍の究極の兵器、デス・スター。それは、惑星をも破壊するのに十分な威力を備えた、武装宇宙ステーションだった。その開発の中心者である科学者ゲイレン・アーソの娘のジンは、デス・スターの設計図を奪うため、帝国軍と対立する反乱軍のチーム「ロ―グ・ワン」に加わり、仲間たちと極秘ミッションに挑むが…。

『エピソード4/新たなる希望』の冒頭でレイア姫がR2-D2に託した<デス・スター>の設計図はいかにして入手されたのか?ジョージ・ルーカスのアイデアから誕生した、初めて描かれるキャラクターたちによる、新たな世界を描いたもうひとつの「スター・ウォーズ」最新作。『エピソード4/新たなる希望』の直前を描く、アナザー・ストーリー。

ドキドキ度

83%

わたし

今週のオススメは、『エピソード4/新たなる希望』の直前を描いた「スター・ウォーズ」最新作、『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』だよー!


movie image

ミーちゃん

去年のエピソード7に続いて、今年も年末にスター・ウォーズが観られるなんて幸せだね!

わたし

うんうん!

中身もファンにはたまらない内容になっているけど、あえて今回はこれまでスター・ウォーズを観たことのない人にも入門編としてオススメしたいよ!


movie image


movie image

ミーちゃん

スター・ウォーズを観たことない人なんているかな!?

わたし

いるでしょ!

まず、スター・ウォーズは、はじめにエピソード4、5、6が作られたんだ。レイアとルークがダース・ベイダーと戦う話だね。

ミーちゃん

そこから!?

わたし

そのあとに作られたのが、エピソード1、2、3。エピソード4、5、6から約20年前、ダース・ベイダーがどのように誕生したかを描いている作品だよ。

そして昨年登場したエピソード7は、エピソード4、5、6から30年後の新たなお話だったんだよね。

ミーちゃん

説明が雑…!!

わたし

まあまあ。

そして今回の『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』は、第1作目であるエピソード4の直前のお話なんだよね!

なので、今回の作品でスター・ウォーズに興味を持った人は、これまで1作品も見たことがなくても、この作品の後からエピソード4、5、6、1、2、3、7という順番で観ることができて、さらに来年以降にはエピソード8と9が待っているという…!

ミーちゃん

な、なるほど…!

わたし

もちろん、エピソード4を観ていた方が楽しめることは間違いないんだけど、今改めてエピソード4を観るよりも、劇場で公開されている本作を観る方がハードルが低いと思うんだよね。

初めて観る人にとっては、ダース・ベイダーぐらいしか知らないかもしれないけれど、本作だけでも十分楽しめる内容になっているから、大丈夫だよ!

ミーちゃん

確かに、そういう考え方もあるかもね…!

それじゃあ、初めての人でもわかる「ローグ・ワン」の魅力を教えてもらえるかな!?


movie image


movie image

わたし

今回の主人公・ジンは、自分の父親である科学者ゲイレン・アーソが、銀河全体を脅かす帝国軍の究極の兵器、デス・スターを作ったと知らされるんだ。

惑星をも破壊するのに十分な威力を備えた凶悪な兵器であるデス・スターをなぜ、自分の父親は作ったのか。この父と娘のドラマがまず第一の見どころだよ!


movie image

ミーちゃん

スター・ウォーズといえば家族の話だもんね!

わたし

そしてもう一つの見どころは、ジンがある理由からデス・スターの設計図を奪いに行く極秘チーム「ローグ・ワン」のメンバーたち!

特に、元帝国軍のドロイドであるK-2SOと、ドニー・イェン演じる盲目の修道僧チアルートは最高だよ!


movie image


movie image

ミーちゃん

ドニー・イェン!予告編を見たときから、かっこいいなと思ってたんだ!

わたし

もちろん、映像もとてもかっこいいよ!

エピソード4を観てから観るか、観る前に観るかー。悩ましいところだけど、スター・ウォーズを観たくても、観逃していた人は、この機会にぜひ劇場に足を運んでみてね〜!


  • 監督:ギャレス・エドワーズ『GODZILLA ゴジラ』
  • 原題:ROGUE ONE A STAR WARS STORY
  • 出演:フェリシティ・ジョーンズ/ディエゴ・ルナ/ベン・メンデルソーン/ドニー・イェン/チアン・ウェン/フォレスト・ウィテカー/ マッツ・ミケルセン/アラン・テュディック
  • 上映時間:134分
  • 公開日:12月16日(金)より全国ロードショー
  • 公式サイト:http://starwars.disney.co.jp/movie/r1.html
  • (C)2016 Lucasfilm Ltd. All Rights Reserved.

続きを読む

変わらない「あの頃」の青春!リチャード・リンクレイター監督による、1980年代版『アメリカン・グラフィティ』がここに!

作品紹介

エブリバディ・ウォンツ・サム!! 世界はボクらの手の中に

1980年9月、南東テキサス州立大学、野球部。新学期まで3日と15時間。野球推薦で入学することになったジェイクは、新学期のスタートの前に野球部の寮にやってきた。寮で出会う先輩たちは、野球エリートとは思えないようなめちゃくちゃな奴ばかり。大人への一歩を踏み出そうとするジェイクの長い1日は女の子たちのナンパから始まり…。

『6才のボクが、大人になるまで。』で、6才〜18才までの一人の少年の成長を実際に12年の歳月を費やして撮影し、2014年の映画賞を席巻したリチャード・リンクレイター監督が贈る、高校を卒業したばかりの主人公が大学に入るまでの数日間を描いたグラフィティ・コメディの傑作!

青春度

99%

わたし

今週のオススメは、『ビフォア〜』シリーズ(ビフォア・サンライズ、サンセット、ミッドナイトの3部作)や、『6才のボクが、大人になるまで。』で知られる、リチャード・リンクレイター監督による最新作『エブリバディ・ウォンツ・サム!! 世界はボクらの手の中に』だよ!

ミーちゃん

米タイム誌が選ぶ「2016年にアメリカで公開された映画のトップ10」にも選ばれていたよね!

観たいと思ってた〜!

わたし

リチャード・リンクレイター監督といえば、1日に起こる出来事を会話劇で描くのがお得意だけど、本作でも大学が始まるまでの数日間を、主人公と周りの人物たちの会話で魅せてくるよ!

ミーちゃん

『ビフォア〜』シリーズでも大量のセリフがあるけれど、それが全部いいんだよねぇ。

わたし

実は監督は、93年製作の『バッド・チューニング』という映画で1976年のテキサスを舞台に、新入生の歓迎会で馬鹿騒ぎする高校生たちの1日を描いた青春グラフィティ映画を撮っていてね。

それに『6才の〜』では、18才になった主人公が大学に入学するシーンで終わっているから、本作はその続編的な意味合いで観ても、おもしろいつくりになっているんだよね。

ミーちゃん

へー!どんなお話なの?

わたし

主人公は、野球推薦で南東テキサス州立大学に入学することになった新入生のジェイク。不安と期待を胸に、野球部の寮に入るんだけど、そこで待っていたのは個性豊かな野球部のチームメイトたちで、ナンパにディスコにと大騒ぎの1日が始まって…というお話だよ。

この野球部のメンバーがとにかく風変わりで、おもしろいの!たくさんのチームメイトたちが出てくるけど、とにかくセリフが多いから、それぞれの性格や個性がどんどんインプットされて、はじまってすぐに全員のキャラを把握できちゃうよ。


movie image

ミーちゃん

この写真の全員、把握できちゃう!?

わたし

できちゃう、できちゃう!

本作で描かれる大学が始まるまでの3日間は、特に大きなできごとが起こるわけではないんだけど…。

1980年代の学生たちの空気間を知らないわたしでも共感できてしまうのは、この作品が18才を待ち受ける空気間を完璧に表現しているから。


movie image


movie image

ミーちゃん

例えば、どんな?

わたし

高校を卒業したばかりの18才にとって、大学は大人の一歩を踏み出す場所。若くて、情熱があって、何でも手に入るような気分になったりして。

何にも縛られない大人の自由を満喫しつつも、どこかでこの時は永遠には続かないと知っている。

変わらない青春のバカバカしさと、その幸福な時間の再現に、笑って、ふいに涙したよ。


movie image


movie image

ミーちゃん

なんでもない時間の、なんとかけがえのないことか…。

大人になると、人生はそんなに長くないと気づいてしまうからこそ、まるで時間が無限にあるかのように思えた青春時代が懐かしいんだよね。


movie image


movie image

わたし

社会に出ると、仕事や家庭や、日々のあれこれに忙殺されて、なんでもない・くだらない・仲間たちとバカ騒ぎするような、そんな時間はなかなか取れない人も多いよね。

この映画で描かれるのは「永遠に続かないからこそ、色褪せない青春のひととき」。その輝きが眩しくて、過ぎ去った幸福の瞬間を目の当たりにしたことに、ふと涙が零れるたんだと思う。

途中である理由で野球部を去っていくチームメンバーの一言が胸に染みるよ。青春時代を楽しくも切なく、そして美しく描いたこの作品を観逃さないでねー!

  • 監督・脚本・プロデューサー:リチャード・リンクレイター『6才のボクが、大人になるまで。』
  • 出演:ブレイク・ジェナー、ゾーイ・ドゥイッチ、グレン・パウエル
  • 上映時間:117分
  • 公開日:11月5日(土)より新宿武蔵野館、ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国ロードショー
  • 公式サイト:http://everybodywantssome.jp
  • ©2015 PARAMOUNT PICTURES. ALL RIGHTS RESERVED.

続きを読む

【番外編】「木曜日のシネマ的」映画好きのための、がんばり過ぎないホームシアターのススメ


movie image

ミーちゃん

またやってしまった…

わたし

どうしたの!?

ミーちゃん

面白そうだな、と思っていた映画の公開が終わってしまっていたんだ。

わたし

あるあるだよね…。見逃した映画がすごく評判になっていたことをあとから知ったり。

ミーちゃん

大きいスクリーンで見たかったなぁ。

わたし

今日はそんなミーちゃんに、朗報!

お家で映画を観るための、ホームシアターに必要なものの揃え方を紹介するよ!

ミーちゃん

ホームシアター!

興味はあったけど、どこから手をつけてよいのか分からなかったんだ。

全部良いものをそろえるとものすごくお金がかかりそうだけど、中途半端に微妙なものは嫌だし…。

わたし

そうだよね、何を用意したらよいのか、どこのものを選んだらよいのか、製品も多すぎてなかなかハードルが高いよね。

今日は、音や映像にこだわりすぎなくてもいいけど、でもそこそこ良い環境で映画が観たいというミーちゃんにぴったりな、お金をかけすぎない「ちょうどいい」ホームシアターの作り方を紹介するよ!

ミーちゃん

わー楽しみ!

わたし

DVDやBlu-Ray、今だとHuluやNetflixにAmazonTVなどコンテンツを再生する機器はいろんな選択肢があるから、今回はその紹介は省くね。

それ以外でホームシアターに必要なのは、①スクリーン、②プロジェクター、③AVアンプ、④スピーカーの4点。

遮光カーテンもあると、部屋が真っ暗になるのでオススメだよ!

①と②は大型テレビでも代用可能だけど、劇場派のミーちゃんの気分を盛り上げるためには、映画館の雰囲気がでるスクリーンが良いよね!

ミーちゃん

うんうん!

わたし

はじめに①のスクリーンだけど、スクリーンのサイズは、スクリーンと映画を観る場所、たとえばソファなどとの距離によって適切なサイズがあるんだ。

大きければ大きいほど映画館っぽさは味わえるけど、どのぐらいのサイズまで設置が可能か、お部屋のサイズと合わせて確認してみてね。

このサイトがわかりやすかったよ。

ミーちゃん

なるほど!観る場所との距離によって推奨されるスクリーンサイズがあるんだね!

わたし

ちなみに、オススメはボタンひとつでスクリーンが降りてくる電動スクリーンだよ!

手動だと毎回下ろすのが面倒くさいし、電動ってだけでテンションがあがること間違いなし!

ミーちゃん

たしかに、手動よりも「これから映画を観るぞー!」っていう雰囲気が出るかも。

わたし

次に②のプロジェクターだけど、4Kにするのか、フルHDかで価格に大きな差があるよ!4K画像の解像度は、フルHDの約4倍!

ただ、プロジェクターは基本は数年だけ使う消耗品だと考えると、フルHDのものが今はオススメかな。

プロジェクターはEPSONのものなんかが人気だよ。

ミーちゃん

4KとフルHDでは、値段はいくらぐらい違うの?


わたし

そうだね、フルHDのプロジェクターは、人気のものでも10万以内からかな。

4Kだと50万以上かかってしまったりするよ。

ミーちゃん

全然値段が違うんだね!

ぼくはまだフルHDで良いかな。


わたし

わたしもそう思うよ。

そして次にAVアンプ。AVアンプはプロジェクターとスピーカーをつなぐもののようなイメージかな。複数のスピーカーを再生するのに必要だよ。

良いものにこだわろうとすると本当に高くなるし、型落ちのものが安く買えるのでそこまでお金をかけなくても良いかな、と個人的には思っているよ。

AVアンプはYAMAHAのものなんかが人気だよ。

ミーちゃん

へー。10万円以下で買えるものもあるんだね。


わたし

そして最後にスピーカー!5.1chとか7.1chとか色々聞くと思うけれど、掃除をするときや、たとえばお子さんの居る家庭なんかでは、スピーカーをいくつも置くと、正直、邪魔になることも多いよね…。

そこでオススメなのが、サウンドバー!画面の下にこれひとつを設置するだけなので、楽チン。AVアンプが付属または内臓しているものを選べば、③のAVアンプも必要なくなるよ!

YAMAHAの「YSPシリーズ」SONYのこれなんかがおすすめだよ!

ミーちゃん

へーこれひとつで良いなら置き場所にも困らないね!

わたし

配線の天井や床・壁への埋め込みも必要ないしね。

ミーちゃん

全部揃えたらかなり良い環境で楽しめそうだね。

貯金して買ってみようかなぁ!


わたし

うん!こだわろうと思えばいくらでもこだわれてしまうホームシアターだけど…。

今回は30万〜50万円以内ぐらいで満足度高く、そこそこ本格的に楽しめるものを紹介したよ!観逃してしまった映画も、自宅で大きなスクリーンで楽しめたら最高だよね!

ぜひ参考にしてみてね♪

続きを読む

今度の主人公は魔法動物学者。5年ぶりの「ハリー・ポッター」新シリーズに胸を躍らせる!

作品紹介

ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅

魔法使いで、魔法動物学者のニュート・スキャマンダーは、ある日ひょんなことから大切にしている魔法のトランクを人間のものと取り違えてしまう。トランクの中に入っていた、魔法界の魔法動物たちは一斉に人間の世界へ逃げ出し、街中が前代未聞のパニックに!ニューとは魔法動物を追跡する羽目になるが…。

舞台を70年前のNYに移し、ハリーも学んだ魔法学校・ホグワーツの出身で、のちのホグワーツ指定教科書「幻の動物とその生息地」を書いた学者ニュートを主人公に描かれる、ハリー・ポッターの新シリーズ第1弾。

ワクワク度

93%

わたし

今週のオススメは、5年ぶりのハリー・ポッター新シリーズ第1弾!『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』だよー!

ミーちゃん

待ってました!

第1弾ってことは、次回作もあるんだっけ?

わたし

原作者で本作の脚本も手がけたJ・K・ローリングが、先日ファンイベントで全5部作になることを発表したばかりだよ!

ミーちゃん

『ハリー・ポッター』シリーズ8作の映画は、約10年の間に公開されたから、これからも長い期間ワクワクできるかと思うと楽しみだねぇ。

わたし

高校生のころから原作本を楽しみに読んでいた身としては、ハリー・ポッター完結後は寂しい思いをしていたんだけどね。

今年はこの映画もあるし、「ハリー・ポッターと死の秘宝」の19年後を描いた物語「ハリー・ポッターと呪いの子」も発売されたし、久しぶりにあの魔法の世界が帰ってきたー!という感じだよね。

ミーちゃん

そういえば最近、原作に出てくる、箒に乗って点数を競い合う競技・クィディッチのプレミアリーグがイギリスで設立されたっていうニュースを見て驚いたよ!

映画の方は、実際に観てみてどうだった?

わたし

舞台がイギリスからアメリカのNYになったこと。時代設定もハリーの70年前ということだけど、魔法界や魔法動物の描写も一段とスケールアップして、前日譚というよりむしろ、新しい物語が始まったという感じだったよ!

見どころはたくさんあるけれど、まず主人公のニュート。とにかくニュートが可愛い!


movie image

ミーちゃん

『リリーのすべて』で世界で初めて性別適合手術を受けた人物を演じて、アカデミー賞にもノミネートされたエディ・レッドメインだね!

わたし

ちょっぴり天然な性格のニュートはハマり役で、エディのふわっと斜めに流れた無造作な前髪も役柄とマッチしているよね!

ちなみに、ニュートもホグワーツの出身という設定なんだけど、若き日のダンブルドアからハリーと同じように目をかけられていたみたい。

ミーちゃん

へー!ニュートとダンブルドアのシーンもこれから出てきたりするのかな?

わたし

どうなんだろうね。それはわからないけど、これまでのハリー・ポッターを観てきた人なら、おっ!と思うような名前も飛び出してきて、これからの展開にワクワクが止まらないよー!

そして次の見どころは、今回新たに出会う魅力的な仲間たち!ニュートにも、ロンやハーマイオニーよりもちょと大人な仲間ができていくんだけど…

その中でも特に、ノー・マジ(人間のこと。イギリスでの呼び方は「マグル」)なのに、ニュートが起こす騒動に巻き込まれるジェイコブ役のダン・フォグラーはとにかくチャーミングで、 観終わったあとにはすっかりファンになってしまうこと間違いなし!

仲間以外のキャラクターも魅力的で、コリン・ファレル演じるニュートと対立する魔法議会の長官・グレイブスにもあっと驚くような秘密が隠されているよ。


movie image


movie image

ミーちゃん

シリーズ第2弾には、ジョニー・デップも出演するっていうニュースが出ていたよね!

楽しみだなぁ。

わたし

最後に見どころとして忘れちゃいけないのは、魔法動物たち!

それぞれに違う10種類以上の魔法動物たちが登場するんだけど、どれも可愛いの!魔法動物に夢中になって、保護しようとするニュートの気持ちがわかってくるよ!


movie image

ミーちゃん

「ハリー・ポッター」シリーズに共通する、夢あふれる魔法の世界と、練られたキャラクター設定は健在みたいだね!

これから先、どんなストーリーが待っているのか、楽しみだよ!

  • 原作・脚本:J.K.ローリング
  • 監督:デイビッド・イェーツ『ハリー・ポッター』シリーズ
  • 出演:エディ・レッドメイン『リリーのすべて』、キャサリン・ウォーターストン、アリソン・スドル、ダン・フォグラー、コリン・ファレル
  • 上映時間:133分
  • 公開日:11月23日(水・祝)より全国ロードショー
  • 公式サイト:fantasticbeasts.jp/
  • (C) 2016 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved.
    ┃  Harry Potter and Fantastic Beasts Publishing Rights (C) JKR.

続きを読む

「この世界の片隅に」生きること、幸せとは何かを教えてくれる日本アニメの名作が誕生!

作品紹介

この世界の片隅に

昭和8年、広島市内の江波。絵を描くのが好きな少女・浦野すずは兄と妹と家業を手伝いながら毎日を過ごしていた。それから約10年、18歳になったすずに、縁談の話が持ち上がる。相手は江波から20キロ離れた軍港の街・呉に住む海軍勤務の文官・北条周作。戦時で物資が欠乏するなか、すずは北条家での生活の切り盛りに奮闘する。

こうの史代による同名漫画が原作。クラウドファンディングによって全国から3900万円強の支援を集め、6年の歳月を経てアニメーション映画化された話題作。

心震える度

95%

わたし

今週のオススメは、太平洋戦争中の広島・呉で、嫁ぎ先で懸命に毎日を生きようとする女性・すずを描いた、こうの史代による原作漫画の映画化『この世界の片隅に』だよ!


movie image

ミーちゃん

女優・のんが主人公の声を担当することで話題になったよね!

わたし

主人公・すずの声については、ギリギリまでオーディションをしていたけどなかなか決まらなかったらしくてね。公開まで4ヶ月を切った2016年7月にのんに決定したらしいよ!

ミーちゃん

へー!予告編だけ見ても、のんの声がすごく際立ってるよね。どうだった?

わたし

もうね、本当にぴったり!

声優として、すごく上手くすずを演じているということではなくて、のんの声によって、まるですずが本当にひとりの人間としてそこに存在しているような…。


movie image


movie image

ミーちゃん

なるほどー。

のん演じるすずの声を聞くだけでも観に行きたいな。

わたし

映画そのものも、本当にすばらしかったよ!

戦争映画っていうと、どうしてもちょっと暗かったり、怖かったりするイメージがあったけど、この作品はちょっとボケっとしているすずが良い味を出していて、クスッと笑えるシーンもたくさんあって。

ミーちゃん

そうなんだ!ちょっと観に行くのに覚悟が要るなぁと思っていたけど、そこまで気負わなくても良さそうだね!

わたし

うん。もちろん怖いと感じるシーンもあるけれど、過剰に演出されて下手に怖がらせるのではなく、事実がありのままに描写されている感じだよ。

戦時中という特殊な状況だけど、ごはんを食べたり、洗濯をしたり、普通の生活が、淡々とかつ丁寧に描かれているのがこの映画の一番の見どころじゃないかな。


movie image


movie image

ミーちゃん

事実としての歴史は知っていても、実際にこの時代の人たちがどんな生活をしていたかを知ることってなかなかないもんね。

わたし

当時の人々の気持ちに思いを巡らす意味でも、観て良かったし、それ以上に映画を観て感じたのは、携帯電話やインターネットもないこの時代の生活が、いかに「今と違うか」ではなくて、そこに暮らす人々の生活や幸せが、いかに「今と変わらない」かだったんだよね。人同士が心を通わせたり、家族で食卓を囲んだり。


movie image


movie image


movie image

ミーちゃん

うん。

わたし

そんな普通の日常に、戦争は突然、暴力的に入り込んでくる。

戦争を体験していない世代に「戦争とはどんなものだったかを忘れないように語り継ぐ」という側面ではなくて、むしろ世界が激変している今、また同じ過ちを起こさないために、この映画が一役買うような気がするよ。

ミーちゃん

戦争を経験していない僕たち世代でも、戦争とはどんなものかを少しでも知ることで、考えたり、戦争がない世界を想像することはできるかもしれないね。


movie image

わたし

完成披露試写会の舞台挨拶でのんが「生きるっていうことだけで涙がぼろぼろあふれてくる、素敵な作品です」とこの映画を一言で表現したらしいけど、まさにその通りの作品。

毎週のように新作映画が公開されていくけれど、ぜひこの作品は観逃さないで欲しいな。

あ、エンドロールではすずたちの「その後」が描かれる素敵なサプライズがあるから、最後まで席は立たずにね!

  • 原作:こうの史代「この世界の片隅に」(双葉社)
  • 声の出演:のん
  • 監督:片渕須直『マイマイ新子と千年の魔法』
  • 上映時間:129分
  • 公開日:11月12日(土)より全国順次ロードショー
  • 公式サイト:http://konosekai.jp
  • ©こうの史代・双葉社/「この世界の片隅に」製作委員会

続きを読む

follow me