『東京喰種 トーキョーグール』萩原健太郎監督に聞く、絶対に諦めない夢の叶え方


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作品紹介

東京喰種 トーキョーグール

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人の姿をしながらも人を喰らう怪人・喰種(グール)が潜む東京。読書好きの平凡な大学生・カネキは、行きつけの喫茶店「あんていく」で、同じく読書好きの女性・リゼに出会い、想いを寄せる。その想いが、自らの運命を大きく変えるとは知らずに…。

世界累計発行部数3,000万部を超える超人気コミックが、アニメ・舞台・ゲーム化を経て、ついに実写映画化!原作者・石田スイの熱烈ラブコールを受けた主演の窪田正孝をはじめ、清水富美加、鈴木伸之、桜田ひより、蒼井優、大泉洋ら豪華俳優陣が集結。長編デビューとなる萩原健太郎監督のもとに、世界で活躍するクリエイター陣が集まり、オリジナリティ溢れる世界を作り上げた注目のバトルアクションだ!

この人に聞いた

萩原健太郎 (はぎわら けんたろう)

1980年、東京都出身。2007年にArt Center College of Design(ロサンゼルス)映画学部を卒業し、日本に帰国。THE DIRECTORES GUILDに参加し、ソフトバンク、TOYOTA、コカコーラをはじめ、多数のTV-CM、MV、ショートフィルムの演出を手がける。2013年、初長編脚本作品「Spectacled Tiger」が米サンダンス映画祭にて優秀な脚本に送られるサンダンスNHK賞を日本人で初めて受賞。2017年3月NHK BSにてプレミアムよるドラマ「嘘なんてひとつもないの」がオンエアー。『東京喰種 トーキョーグール』が長編映画初監督作となる。


◼︎映画監督を目指したきっかけは?

わたし:本作『東京喰種 トーキョーグール』が初の長編監督作となりますが、映画監督を目指された最初のきっかけを教えていただけますか?


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萩原監督:実は、映画監督になろうと思った「これだ!」っていうきっかけは曖昧です。

僕の母の兄が、映画の配給と興行会社をやっているんです。その叔父(株式会社ヒューマックスシネマ代表取締役社長・林 瑞峰氏)が映画関係の会社を経営していたので、子供のころから映画が身近にありました。

わたし:そうなんですね!

萩原監督:あと、母の姉がアメリカの方と結婚して、向こうに住んでいて、小学生の頃の夏休みに遊びに行ったときに映画館で映画をみた体験がすごく記憶に残っています。

英語はわからなかったのですが、きらびやかで、お菓子とかもかわいいし、アメリカってすごいなって。

そのときに、アメリカに対して憧れを持ったっていうのも大きいかもしれないですね。

わたし:なるほど。小さいころの海外経験は強烈に記憶に残りますよね。

萩原監督:その記憶がある中で、中学1年生のときに『ジュラシック・パーク』(93)を観てものすごく衝撃を受けました。そのときは、なぜか役者になりたいと思ったんです・笑。

でも、今考えると自分は俳優にはホント向いてないと思いますね。カメラの前に立つと頭が真っ白になってしまうんです・笑。

わたし:監督になりたいと思われたきっかけはなんだったのですか?

萩原監督:あらためて、高校を卒業したときに何がやりたいのか、自分は何が好きなのか、と考えてみたら、やはり映画を観ていたときの感覚みたいなものが、すごくいいものだったと気づいたんです。

だとしたらそれに関わる仕事がしたいと思い、映画監督になりたいなと思い始めました。

そこで、高校卒業後に、東放学園という映画の専門学校にいきました。すると「日本の映画産業は斜陽で、みんな食えていない」などと現実を突きつけられてしまった。

だったら、アメリカに行こうと思いました。ずっと憧れていたアメリカで、自分のやりたかった映画の仕事をやりたいと思ったんです。僕は、世界で監督がやりたいと思って、アメリカに行きました。

◼︎アメリカでの留学生活、そして監督に。

わたし:専門学校を卒業されて、すぐ渡米されたのですか?

萩原監督:はい。映画監督がどういうことをやるかも知らなかったんですけどね。正直器用なタイプではないので、勉強も全然できなかった。運動もできないし、自分には何ができるんだろうって悩みながらの渡米でした。

ただ、漠然と自分はモノを売る仕事じゃなくて、モノを作る仕事がしたいなって思いはあって。映画監督になれば、やりたいことが全部できるかな、ぐらいの浅い考えでした。

わたし:留学先はどのように選ばれたのですか?

萩原監督:まず映画といえばハリウッドだ!と思い、どのような大学があるか調べました。一番に出てきたのが南カリフォルニア大学(USC)だったんですが、簡単には入れないなぁと。一応願書を出しつつ、USCの語学学校に行ったんです。

わたし:何年のことですか?

萩原監督:2001年で、ちょうどテロの年でした。実は9.11が授業の初日で。すごかったですよ。ダウンタウンが訳がわからない状態でした。

わたし:それはすごい経験ですね…。

萩原監督:語学学校自体はすごくよかったです。寮がUSCの学校内にあったんですよ。だから実際のUSCの映画学部の人と知り合う機会もあったりしました。

USCって学部長が(ジョージ・)ルーカスだったりして、映画がちゃんと学問として成立しているのを身近に感じて。その語学学校は1カ月ぐらいだったんで、そこからオレンジカウンティ―にある、コミュニティカレッジに行ったんです。

わたし:2年制のコミュニティカレッジですか?

萩原監督:そうです。そこの映画学部で映画の勉強をしつつ、四年制大学には編入したいと思いながら、どこの大学を目指そうか考えていました。

そのあたりからコマーシャルにも興味を持ちつつあって、アートセンター・カレッジ・オブ・デザインっていうコマーシャルフィルムのすごい有名な大学があるって聞いたんです。

マイケル・ベイ(『アルマゲドン』、『トランス・フォーマー』シリーズなど)や、ザック・スナイダー(『300 〈スリーハンドレッド〉』『バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生』など)たちが出ている大学だと知り、おもしろそうだなぁと思い受験しました。

わたし:3年生から編入という形で入られたんですか?

萩原監督:特殊な学校で編入という形は取れなかったんです。だから入学に必要な、GPA(注:Grade Point Average。学生の成績表価値のこと)とTOEFLの点数と、ポートフォリオを充実させてから、受験して入りました。

わたし:そうなんですね。実際に入学されてみて、大学生活はどうでしたか?

萩原監督:授業がすごくおもしろかったんですよ。一クラス十数人しかいないんです。

最初はいろんなアート系の授業を受けるんです。そこから監督や撮影などコースが分かれていくんですけど。最初のクラスに台湾系の先生がいて。おじいちゃんなんですが、ビートルズのジャケットなどをデザインした人で、めちゃくちゃなんですよ。生徒の作品を燃やしたりするんです。「クソだ!」とか、お尻をだして、「お前の作品は俺のケツ以下だ!」など言ったりして。なんて学校なんだと思いました・笑。

わたし:それは強烈な先生ですね・笑。

萩原監督:そうなんですよ。僕がうまく話せなかったりすると、お前は監督なのにしゃべれないのか?と言われたりして。

わたし:学生のときから「監督」と呼ばれていたんですか?

萩原監督:日本の大学との大きな違いは、大学に入った時点で、もう学生としてではなく、監督として扱われるんです。僕は監督がやりたいと言っていたんで「監督としてその態度はどうなんだ?」って言われるんです。

例えば1分遅刻すると「そんな態度じゃクビだぞ!」と言われたりして。そういう厳しさをすごく学びました。

先生も『セックス・アンド・ザ・シティ』の監督だったり、実際の現場でやっている人たちがきて、監督としての振る舞いを教えてくれました。

もちろん学問的なことも教えてくれました。脚本をブレイクダウンするやり方とか。毎週1本英語で脚本を読んで、それに対してディスカッションをするんです。ここはこういう構造だとか。そういうディレクティングの授業もいくつかありました。

わたし:英語はどのぐらい話せたんですか?

萩原監督:全然。しゃべれないなら帰れと言われて。厳しいですけど、監督の仕事ってしゃべることですから当然ですね。

わたし:めげそうになったりすることはありませんでしたか?

萩原監督:入学してすぐ、ショートフィルムを1本とったんです。そこで、すごく良い出会いがあって。

そのショートフィルムのカメラマンが、向こうにずっと住んでいる石坂拓郎さんという日本人の方でした。のちに『るろうに剣心』の撮影監督をされた方で、来年公開予定のジョン・ウー(『男たちの挽歌』、『レッドクリフ』)の新作映画(※『追補 MANHUNT(原題)』。故・高倉健主演の映画「君よ憤怒の河を渉れ」を、福山雅治を主演に迎え再映画化するアクション超大作)も撮っている人です。

確かソフィア・コッポラ監督の『ロスト・イン・トランスレーション』(02)の撮影助手をしていたんじゃなかったかな。当時はまだアシスタントだったんですけど、この石坂さんのお父さんが脚本家の山田太一(TVドラマ「ふぞろいの林檎たち」、小説「異人たちとの夏」など)さんなんです。それで、僕の書いたつたない脚本をお父さんに送ってくれるんですよ・笑。

わたし:それはまたすごいですね・笑。

萩原監督:そうしたらお父さん、つまり山田太一さんから学生の僕の脚本に対して、巻物のようなFAXがくるんです。もう本当にすごいお世話になりました。

そんな石坂拓郎さんとショートフィルムを撮ったことがすべてを変えたんです。彼とショートフィルムを撮っているとき、すごく面白くて。そこで本当に監督になりたいって思ったんです。

わたし:どうしてそう思ったんだと思いますか?

萩原監督:石坂拓郎さんとショートフィルムを撮って初めて、勉強も運動もできなかった僕が「あ、これできる」って思えたんです。自分がやりたいと思ったことと、できるって思ったことが初めて一緒になった経験だったんです。

◼︎卒業、そして帰国。映画監督の夢を叶えるまで。

わたし:そのあと、どのような経緯で現在のTHE DIRECTORES GUILD(※現在、萩原監督が所属されている映像全般の演出を手がけるディレクター集団)にご参加されることになったんですか?

萩原監督:3年でアートセンター・カレッジ・オブ・デザインを卒業して。依田巽さん(※エイベックス元会長兼社長。ギャガ株式会社代表取締役会長兼社長CEO)と、藤村哲也さん(※株式会社ギャガ・コミュニケーションズ創業者、現フィロソフィア株式会社 代表取締役社長)に推薦文を書いてもらって、AFI(American Film Institute、アメリカ合衆国において「映画芸術の遺産を保護し前進させること」を目的とする機関)に行こうとしたんです。

でもそのときすでに27歳だったんで、そろそろ働かないと、と思っていたときに、THE DIRECTORES GUILDを見つけました。ここ面白いと思っていたら、来れば?と言ってもらえたんで、日本に帰ってきました。

わたし:そうだったんですね。THE DIRECTORES GUILDはCMをやられている方が多いんですよね?

萩原監督:はい。でも僕は映画がずっとやりたかったんです。CMやりながらも映画やりたい、やりたいと言っていたので「CMの事務所にきたのに、なに言っているんだ」と師匠たちに怒られたりもしました。

映画も、自分で脚本を書いたりしてオリジナルで進めていたものもあったんですけど、なかなかうまくいかなくて。

そんな中、今回の『東京喰種 トーキョーグール』の制作プロダクションのギークサイトという会社の小佐野さん(※小佐野 保氏。株式会社ギークサイト代表)と、ソフトバンクのCMなどを一緒にやらせていただいていたんですが、ずっと映画やりたいと言っていたら、今回、その流れで小佐野さんが監督に推薦してくれたんです。


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わたし:ずっと映画を撮りたいと言い続けたことで、正に夢が叶ったんですね。

萩原監督:まだ映画が公開されていないので実感はないですね。『東京喰種 トーキョーグール』は、目の前にあることをやるので必死でした。ただ、「できない」と感じたことはなかったですね。

僕は普段はどちらかというと自信はないほうです。しかし、監督になりたいと思ったことには、「なれるんじゃないか?」と思えたし、『東京喰種 トーキョーグール』も、「これはうまくいくんじゃないかな?」って思えたんです。

もしかしたら、『東京喰種 トーキョーグール』という作品が、自分がやりたいことに近かったことが大きかったのかもしれません。もともとティム・バートン(『チャーリーとチョコレート工場』、『アリス・イン・ワンダーランド』など)がすごく大好きで、ダークファンタジーをやりたいと思っていたので。


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わたし:そうなんですね。ちなみに、監督の一番好きな映画はなんですか?

萩原監督:ティム・バートンの『ナイトメアー・ビフォア・クリスマス』がすごく好きです。怖さと可愛さが混じっていて、怖いだけじゃなく、そこに背中合わせの感情がある作品が好きです。

僕、サーカスもすごく好きなんです。見世物小屋って怖いけど、ちょっと楽しそうじゃないですか?「怖いけど、かっこいい」とか、「怖いけど、綺麗」などそういうものをずっとやりたくて、そういう意味で、『東京喰種 トーキョーグール』は、1本目ですごく良い作品をやれたなって感じました。


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わたし:そんな『東京喰種 トーキョーグール』の、監督一押しの見どころを教えてください!

萩原監督:キャストのみなさんが、本当に魅力的だと思います。この作品は、すごくキャスティングが成功したと思っていて。なかなかリアリティが持てる作品になっているんじゃないかなと思います。

CMと一番違うのは、俳優の方たちと長い時間をかけてそのキャラクターを作り上げていけるという点でした。僕はやはり、人は人である以上、人を見ると思っています。

人は人しか見ないと思っているので、そこを描くということが大前提として一番大事だと思っています。その上で、どうストーリーを伝えていくかってことが重要なので。


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わたし:なるほど。私も一足早く『東京喰種 トーキョーグール』を拝見させていただきましたが、キャストのみなさんが本当にハマっていましたね!

◼︎これからの夢、そして映画監督を目指す方へ

わたし:このインタビューを読んでいる方の中で、これから映画監督になりたいという人たちに何かアドバイスがあればいただけますか?

萩原監督:映画監督をこれからやりたい人は、とにかくやればいいんじゃないかと思うんですよ。別に資格がいるものでもないし、今なんか簡単にiPhoneで撮れるわけじゃないですか。

数ヶ月間、専門学校の講師をしたことがあって。ときどき「監督になるにはどうしたらいいですか?」って聞かれたんですけど、正解はないし、どうしたらいいかってことをそのままやってはダメな職業ですよね。

自分の中でどうしたらそこにたどり着けるかってことを考えて、現実として方法を考えてやっていく。とにかく行動を起こすことが大事じゃないかな。そうしないと先には進めないですよね。

わたし:まさに、監督がこれまでされてきたことですね。

最後に、監督のこれからの夢を教えていただけますか?

萩原監督:この事務所入って、プロとしてちょうど10年目を迎えて、ようやく映画監督としてこんな大きな作品に関わることができたんですけど、もう1個の夢がアメリカで映画を撮ることなんです。

その夢を次の10年で叶えられたらいいなと思っています。そういった意味で次なにをやるかは自分にとってすごく大事だと思って、今はじっくりと考えているところです。

あともちろんどうなるかわからないですけど、『東京喰種 トーキョーグール』続編も作れたらなって。公開してみないとどうなるかはわからないですが。


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わたし:ありがとうございました!


 

  • 主演:窪田正孝 清水富美加 鈴木伸之 桜田ひより 蒼井優 大泉洋
  • 原作:石田スイ 「東京喰種 トーキョーグール」( 集英社「週刊ヤングジャンプ」連載)
  • 監督:萩原健太郎
  • 上映時間:119分
  • 公開日:2017年7月29日(土)全国公開
  • 公式サイト:http://tokyoghoul.jp/
  • ©2017「東京喰種」製作委員会 ©石田スイ/集英社

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ただのコメディと切り捨てることなかれー『帝一の國』は大人も楽しめる極上エンターテイメントだ!

作品紹介

帝一の國

全国屈指のエリート学生が通う日本一の名門校・海帝高校。ここで生徒会長を務めたものには、将来の内閣入りが約束されている。主席入学を果たした赤場帝一(菅田将暉)は「総理大臣になって、自分の国を作る」という夢を胸に、生徒会長選挙に命をかける。

2014年には舞台化もされた古屋兎丸による原作マンガ『帝一の國』。美麗な作画と異色の物語に漫画ファンを熱狂させた本作がついに映画化。菅田将暉、野村周平をはじめ、竹内涼真、間宮祥太朗、志尊淳、千葉雄大ら、今をときめく若手俳優が集結したコメディ・エンターテイメント。

おもしろ度

92%

わたし

今日のオススメは菅田将暉くん主演で大ヒット中の生徒会総選挙を描いた学園コメディ『帝一の國』だよ!

ミーちゃん

話題だよね!でも原作マンガも読んでないし、なんとなく観に行けていないんだけど…

わたし

わかる!わたしも最初はただのコメディ映画かな?と思って食指が動かなかったんだけど、これ、本当にマンガ実写化作品で随一の出来だと思うので、ぜひ観に行って!

本当に面白くてびっくりするから…!


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ミーちゃん

そうなの!?どんなお話なの?

わたし

主人公は、菅田将暉くん演じる赤場帝一。

将来、総理大臣になって自分の国を作ることを目指し、生徒会長をつとめた者には将来の内閣入りが確約されているというエリート高校・海帝高校に主席入学するよ!


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わたし

総理大臣は、政治家である父・赤場譲介(吉田鋼太郎)の悲願でもあって、親子揃って夢に向かって進んでいるんだ。


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ミーちゃん

吉田鋼太郎さんがお父さん役なんだねー!

わたし

2年後の生徒会長総選挙で優位に立つためには、1年生の時に、どの次期生徒会長候補に取り入るかが重要だと気付いた帝一は、早速2年生の有力候補に取り入ろうとあの手この手で迫るんだけど…


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ミーちゃん

ポスターを見ると、登場人物が多そうなんだけどついていけるかな〜

わたし

大丈夫だよ!どの役もとにかく個性的で、すっと覚えられちゃうから!

ミーちゃん

そう??帝一以外には、どんなキャラクターがいるのかな??

わたし

まず、主人公・赤場帝一の小さい時からのライバルで、親同士も犬猿の中の東郷菊馬(野村周平)!

帝一と生徒会長の座をかけて争うよ!


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わたし

次にカリスマ的な包容力で、クラスメイトからの人望も厚く、正義感も強い男・大鷹 弾(竹内涼真)!

「少女マンガから飛び出してきたみたいなやつ」と言われる爽やかイケメンだよー!


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ミーちゃん

元サッカー少年の俳優さんだよね!爽やかだねー!

わたし

そして帝一の親友で、帝一が生徒会長になろうと補佐する榊原光明(志尊淳)!

帝一とはボーイズラブ的な雰囲気を醸し出すよ…!


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ミーちゃん

なんと…!志尊淳くんも最近よく出ているよね!

わたし

ここまでが、海帝高校の主な1年生のメンバー。

そして彼らが、次期生徒会長候補として自分を売り込み支持しようとするのが2年生の2人!

その一人が、有力候補の氷室ローランド(間宮祥太朗)。こんな個性的な役をこなせるのは間宮祥太朗くんだけ!


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わたし

そしてもう一人の次期生徒会長候補が、森園億人(千葉雄大)。

生徒会長のダークホースとして頭角を現していくよ〜!


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ミーちゃん

本当に豪華!今をときめく若手キャストが集結しているんだねー!

わたし

彼らが生徒会長の座を目指して本気で戦っていく様子が、失敗するコメディものにありがちな、イタさやサムさがまったくなくて、最高に笑えるよ!

ハイテンションな原作を、よくこんなにうまく映像で表現できたなーと感心しっぱなし!


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ミーちゃん

へー!!!

わたし

全編通して笑えるから、それだけでもオススメなんだけど、特に私のお気に入りはこの映画のラスト!

クライマックスにかけて、帝一がそこまでして総理大臣を目指す理由を華麗に明かしてみせる監督の手腕もさることながら、最後の最後で帝一がつぶやく「してやったり!」なセリフがもう痛快で!

単なるコメディと侮ることのできない傑作に仕上がっているので、劇場で観られるチャンスを見逃す手はないよー!

ミーちゃん

今すぐ観に行ってきます!!

  • 原作:「帝一の國」古屋兎丸(集英社ジャンプコミックス)
  • 監督:永井 聡
  • 出演:菅田将暉 野村周平 竹内涼真 間宮祥太朗 志尊淳 千葉雄大 /永野芽郁 吉田鋼太郎
  • 上映時間:123分
  • 公開日:4月29日(土)より全国東宝系にて公開中
  • 公式サイト:http://www.teiichi.jp/index.html
  • (C)2017フジテレビジョン 集英社 東宝
  •      

  • (C)古屋兎丸/集英社

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『ゴースト・イン・ザ・シェル』プロデューサーに聞く、日本のIPがハリウッドで映画化される意義


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作品紹介

ゴースト・イン・ザ・シェル

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近未来。悲惨な事故から命を助けられ、完璧な戦士として対テロ捜査のエリート組織・公安9課に所属していた「脳以外は全身義体」の少佐。だが、あるサイバーテロ組織と対峙し、捜査を進めるうちに、自分の記憶が操作されていたことに気付く。本当の自分は誰なのか、答えを求めて奔走する少佐に、彼女の存在を揺るがす衝撃の事実が明かされ…。

全世界のカルチャーシーンに大きな影響を与えた、日本が世界に誇るSF作品の金字塔「攻殻機動隊 THE GHOST IN THE SHELL」。 主人公・少佐役にスカーレット・ヨハンソン、公安9課を率いる荒巻役にビートたけしが出演するほか、国際色豊かな豪華キャストが集結。士郎正宗による原作コミック出版(89年)、押井守によるアニメ映画化(95年)以来、世界中の熱狂的ファンを夢中にさせてきた人気シリーズが、ついにハリウッドで実写化される!

この人に聞いた

藤村 哲也(本名:哲哉)ふじむら てつや

日本の漫画・アニメ原作で、初めてハリウッドで100ミリオン(1億ドル=約110億円)以上の制作費をかけて作られた『ゴースト・イン・ザ・シェル』のエグゼクティブ・プロデューサー(製作総指揮)を務める。フィロソフィア株式会社 代表取締役社長。

1953年、広島県出身。1976年に赤井電気株式会社入社。1981年に同社を退職後、外資系投資商社、映像版権商社を経て、1986年に株式会社ギャガ・コミュニケーションズを設立。映画のビデオ版権商社としてスタートしたのち、1992年より映画配給事業に本格参入、その後、同社を独立系大手洋画配給会社に育てる。2001年、同社を株式公開、2004年株式会社USENグループ入りに伴い、取締役に就任。2006年のUSENによる完全子会社化を機に、取締役を退任し、フィロソフィア株式会社を設立と同時に代表取締役社長に就任。日本作品のハリウッドでの実写映画化やリメイク支援と、コンサルティング業務を行う。


◼︎『ゴースト・イン・ザ・シェル』に関わった経緯は?

わたし:日本でも圧倒的なファンを誇る「攻殻機動隊」がハリウッドで実写化され、いよいよ公開されます。藤村さんはエグゼグティブ・プロデューサー(製作総指揮)としてクレジットされていらっしゃいますね。
まずは、本作に関わることになった経緯を教えていただけますでしょうか?


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藤村さん:僕がやっている、フィロソフィアという会社は、日本のIP(※)を元にした、ハリウッドでの映画製作事業を行っています。

(※)IP…知的財産権Intellectual Propertyの略。著作権などが含まれることから、文中ではコンテンツを総称した意図で使用している。

この仕事では、プロジェクトのはじまり方が2つあります。1つ目は、こちらからハリウッドのスタジオやプロデューサーに「こんなにいい原作があるけど、どう?」と提案するもの。そして2つ目は、相手がやりたいものが先にあって、その権利を取ってほしいと言われるものです。

僕がメインで組んでいるアヴィ・アラッド(※)というプロデューサーは、彼は自分で映画化したい作品を言ってくるタイプです。このアヴィから「ゴースト・イン・ザ・シェル」の権利を取るのを手伝ってくれ、と言われました。彼は若い頃にトイデザイナーをしており、おもちゃ関係の仕事でよく日本に来ていたから、日本のコンテンツにも詳しかったのです。

(※)アヴィ・アラッド…米マーベルスタジオの元会長で、同スタジオやマーベルエンターテインメントのCEOやCOOを務めた。2006年にマーベルを離れ、自らの制作会社アラッド・プロダクションズを設立。現在は製作が発表されているコロンビア・ピクチャーズの『Metal Gear Solid(原題)』や、ライオンズゲートの『Naruto(原題)』など多数の日本原作の作品に携わっている。


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わたし:アヴィ・アラッド氏とは藤村さんが創業されたギャガ時代からのつながりだったのでしょうか?

藤村さん:アヴィとは、ギャガのときは会ったことがある程度で、仕事上の接点はほぼありませんでした。

アヴィは当時はマーベルの会長をやっていたのですが、マーベルにいる限りは、マーベルの原作ものしか映画化できないわけです。60歳も超え、残りの人生は自由に映画を作りたいと思い、マーベルを離ることにしたのです。

では、どんな映画を作りたいかというと、若い頃に日本を訪れた影響で、日本のIPをやりたいと考えたのです。それが「ゴースト・イン・ザ・シェル」や「メタル・ギア・ソリッド」で、映画化の権利を取ってくれという話になりました。

ちなみにアヴィは、制作費が1億ドル(約110億円)以下のものにはまったく興味がありません。もともと誰でも知っているようなスケールの大きな作品にしか興味がない人なんです。

わたし:アラッド氏から頼まれて「攻殻機動隊」の権利を取るために動かれたのが、最初のきっかけなのですね。


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◼︎フィロソフィアは何をやっている会社なのか

わたし:藤村さんがフィロソフィアを設立したときの経緯についてもっと詳しく教えていただけますか?

藤村さん:ギャガ(株式会社ギャガ・コミュニケーションズ)が2005年にUSENグループ入りし、2006年に退職しました。そして、その年の12月にフィロソフィアを立ち上げました。

実は、最初はプロダクトプレイスメント(※)の会社をやろうと思ってね。でも、依田会長(※)からもっと慎重に小さい規模からスタートすることを強く勧められて。

(※)プロダクトプレイスメント…広告手法の一つ。映画内において、小道具や背景として実在する企業名・商品名を表示し、広告費を取る手法のこと表す。

(※)依田 巽氏…エイベックス元会長兼社長。2009年よりギャガ株式会社代表取締役会長兼社長CEOに就任。2008年から2013年まで東京国際映画祭(TIFF&TEFFCOM)チェアマンを務めたほか、日本経団連幹事、産業競争力強化委員会エンターテインメント・コンテンツ産業部会部会長などを務める。

わたし:そうだったんですね!

藤村さん:プロダクトプレイスメントの仕事は、それなりに資本が必要だし、人も何人か雇わないといけないし。でも、とにかくまずは独立して、コンサルからはじめたら?と言われて。

コンサルをやりながらも、いつか日本のIPを世界に紹介してそれを映画化したいと思っていたところで、すぐにアヴィとの出会いがありました。


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わたし:日本のIPは、アニメや漫画などを実写化するケースと、すでに映画化された邦画作品を海外でリメイクするケースの2つのパターンがあると思うのですが、藤村さんの会社では、どちらも手がけていらっしゃるのでしょうか。

藤村さん:はい。まず、アニメとか漫画を実写化することは「アダプテーション」といいます。要はリメイクではなくて、もともとある原作ものを、ハリウッドで映画化するというものです。邦画をハリウッドで再度映画化することは「リメイク」ですね。

実は僕も『ゴースト・イン・ザ・シェル』の前に、『黄泉がえり』のハリウッドリメイクをドリームワークスと契約した経緯があります。

わたし:なるほど。日本映画のリメイクではリチャード・ギアの『Shall We Dance?』や『THE JUON/呪怨』(The Grudge)などが思い浮かびますね。

藤村さん:日本版の『Shall We ダンス?』は、アメリカでも公開されて、日本の実写映画としては過去最高の興行成績を上げた作品だったんです。と言っても、10億円ぐらいですが。アメリカでもちゃんと公開されて、見出されたわけです。

僕のような誰かが間に入ったわけではなくて。あれはハーヴェイ・ワインスタイン(※)がプロデューサーで、ミラマックスの時代に作られたものですね。

(※)ハーヴェイ・ワインスタイン…米映画プロデューサー。映画会社ミラマックスの設立者として知られる。2005年より弟のボブと共にワインスタイン・カンパニーを経営。「シカゴ』や『恋におちたシェイクスピア』、『キル・ビル』などプロデュース作品多数。

藤村さん:『リング』はJホラーとして、アメリカで先にマーケットがあって、知名度もあって『ザ・リング』というタイトルでリメイクされました。2004年『呪怨』をリメイクしてプロデュースした『THE JUON/呪怨』(The Grudge)も、どちらも米国で100ミリオン(1億ドル=約110億円)以上の興行成績をあげています。もともとどちらの映画でも日本版のプロデューサーだった一瀬隆重さんが関与されていますね。

わたし:日本のコンテンツでは「ドラゴンボール」が映画化されたことも記憶に新しいですが…。

藤村さん:あれは20世紀フォックスが直接、集英社と契約して映画化されました。

日本の漫画やアニメがハリウッドで映画化されたのは、実は「攻殻機動隊」が3作目で、2008年に「マッハGoGoGo」が『スピード・レーサー』というタイトルで、2009年に「ドラゴンボール」が『DRAGONBALL EVOLUTION』というタイトルで実写化されましたが、残念ながらどちらも興行的には厳しい結果でした。

漫画・アニメのハリウッド実写作品としては、制作費が100ミリオン(1億ドル=約110億円)以上の予算で作られたのは『ゴースト・イン・ザ・シェル』が初めてのケースです。


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フィロソフィアの仕事は、一言でまとめると「日本のIPをハリウッドを中心とした海外で映画化させる」ということです。今は『ゴースト・イン・ザシェル』だけですが、来年以降に公開が期待できるいろいろな作品の企画開発が進んでいます。

いくつか日本のIPが海外で映画化され、公開された時点で、「ああ、藤村はそういうことをやっているんだ」って思ってもらえればと思っていますが、ここまで10年かかりました。これからはやっと収穫期と言える段階です。そういう意味では今までよりもより一層ワクワクして仕事をしています。


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わたし:藤村さんが、日本のコンテンツをハリウッドで映画化したいと思うようになったのは、いつぐらいからだったのでしょうか?

藤村さん:ギャガのときから、やりたいと思っており、ハリウッドで日本のIPをもとにして実写化するようなチャレンジはすでにスタートしていました。

しかし、自分が中心になって動いてもこれだけ時間がかかるので、ギャガの現場でやるのは無理があったかな、と今では思います。

わたし:ギャガの時代から日本のコンテンツを海外に、と考えていたのはなぜでしょうか?

今後そういうものがビジネス的にくると思ったのか、ハリウッドで大きい作品を作りたかったのか、それとも、日本人として日本のコンテンツを世界に送りたいという想いがあったのですか?

藤村さん:「日本のIPを世界に広めたい」という想いが先ですね。

もちろん、ビジネスをやっているわけだから、日本のIPには大きなチャンスがあるとは思っていました。日本のIPには魅力があるし、それがまだまだ採掘されていない。

そういう意味では日本は世界でも有数の原作の宝庫じゃないでしょうか。埋蔵量は世界有数で、ひょっとしたらアメリカと並んで、世界トップレベルの国ではないかと。しかし、そのわりにはまだまだ採掘されていないんです。

日本人が考え出した、この素晴らしいコンテンツを世界に広めたい。口でいうのは簡単だけど、方法論がないといけないわけです。

「攻殻機動隊」自体は、アメリカでは広く知られていたわけではないけど、こうやって映画化されることですごく認識されて、日本のコンテンツ自体のバリューがあがることが大事なことだと思っています。

そして成功した場合は、ものすごい付加価値となって、日本に還元されるわけです。1997年にマーベルが一回会社として破産していながら、再生したようにね。マーベルは、破産からわずか10何年後にディズニーに約40億ドルで買われていますよね。それはIPに映画という力で付加価値を吹き込んでできたことです。

日本のIPのコンテンツを日本だけでなく、世界にむけて映画化することで、成功すれば莫大なリターンをもたらす。それが日本のエンターテイメント業界への恩返しになる、そういった想いでやっています。


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◼︎日本で制作費がかけられないのはお金がないからではない

わたし:よく、日本の邦画は制作費が低いと言われますね。もし、攻殻機動隊が日本で実写化されたとすると、ハリウッドよりは制作費が小さくなってしまう。もし日本でもハリウッドと同じ制作費で邦画が作られたら、世界に広まることはあると思いますか?

藤村さん:日本で制作費が限られるのは、当たり前ですよね。日本人しか観ませんから。当然、制作費に100億円かけても回収できない。もちろん、それは日本だけでなく、英語圏以外の国すべてが背負っているハンディで、フランスだってドイツだって中国だって同じです。

もともとアメリカっていう国自体が多人種で、多様な文化の中で、ハリウッドというシステムそのものが育まれて、世界に通用するものを作っているという。

たとえば、中国が市場として大きくなってきたら、中国が舞台になったり、中国人キャストが増えたりする。そんな感じで、ハリウッド映画もどんどん変わってきます。それはハリウッドにはインターナショナルなものを作るっていう仕組みがあるからなんです。その仕組みを日本に持ってくるのは、急には不可能なことです。

たとえば、東宝は数百億の利益を出しているわけなので、お金がないわけではありません。ただ、日本にはインターナショナルな映画を作り広めるシステムがない。なのでハリウッドのシステムを利用して、世界にそれを出していくってことをやらないと。

インターナショナルに広める映画を作るシステムがハリウッドにしかない以上、日本のIPを世界中に広げようと思ったら、ハリウッドのシステムをうまく利用することを考えないといけません。

当然ですが、日本のIPをハリウッドで映画化したい、と思ったからといって、ハリウッドが向こうから来てくれて、どんどん買い付けてくれて、どんどん映画化してくれる、みたいな簡単なことではありません。さらに、漫画やアニメだったら、日本側の原作の先生がいらっしゃったりして、そんな簡単によくわからない相手に映画化の権利を任せたりはしないわけです。

そこにはものすごく大きな壁があるし、文化の違いがあるし、言葉の違いもあります。その両方をわかっていて、橋渡しをする誰かが必要な仕事だと思っていて、今それを自分がやっています。

それなりの年齢になってくると自分のミッション、使命ってなんだって考えるのですが、自分が何をやって世の中に貢献すべきか、自分が持っているものがなんなのか、と思ったときに、自分の役割はまさに今まで自分が培ってきた映画の世界の経験だったり、人脈だったりを活かして、海外の映像業界と、日本のエンタテイメント業界の橋渡しをすることだと思って、使命感を持ってやっています。


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わたし:その根底にあるのは、日本のコンテンツを海外に届けたいという想いでしょうか?

藤村さん:もちろん、そうです。

自分を育ててくれた日本のエンタテイメント業界に対して恩返しをしたいと思っていますし、それで日本がより豊かな社会になることに貢献できたらと思っています。


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◼︎日本のIPが世界にでれば、日本人のチャンスが広がる

わたし:今回、日本人キャストだけで作られたワケではないにせよ、海外で日本の原作がこれだけの規模で実写化されたということには大きな意義があったと感じました。

日本のIPが海外で広がることで、ハリウッド作品の舞台が日本だったり、日本人キャストがこれまで以上に出演できるチャンスがあったりと、エンタテイメント業界全体に大きな恩恵がありそうですね。

藤村さん:IPの次はタレントだと思っています。

このまま日本のIPベースのものが定着して作られていけば、日本人の俳優がもっと出演できたり、日本人の監督がハリウッドで監督できるチャンスが作れたりします。日本の才能が、世界に出て行きやすくなる。

日本には、たくさんの素晴らしいIPがあります。そういったものが多く出て来れば、そこに日本の才能が送り込める。単に日本のIPだけを広げたいと思っているわけじゃなく、日本のエンタテイメント業界にある才能をどんどんと世界に出していきたいんです。


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「なんで日本人の監督が世界で撮れないんだ」とか、「日本人の俳優が世界で活躍できないんだ」と口でいうのは簡単です。しかし、それを本当に成し遂げるには、しっかりしたロジックや方法論がないといけません。偶然をだれかが出て行ったとしても、結局、点が線になっていかないのです。まず、日本にたくさんある素晴らしいIPがハリウッドで使われるようになり、それがきっかけで日本の才能が世界にでていきやすくする、という順番です。

これらのことは、日本のエンタテイメント界だけでなく、大きな意味で日本人が認められていくということにもつながっていく仕事だと思っています。だから、モチベーションはすごく高いですし、やっていてワクワクしています。

今回も日本人が何人も出ています。注目を浴びるのは一部だけかもしれませんが、あれだけの日本人が1億ドル(約110億円)を超える制作費の映画に重要な役で出ていたことは、過去一度もないわけです。

となると、次はもっと別の形、たとえば日本人の監督とか、日本人の脚本家とかでていけるのではないかと。日本人の脚本家が先に一度書いて、ハリウッドの脚本家がリライトするとか、いろんなチャンスを作れると思う。それが今の僕の夢です。


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わたし:今回の話を聞いていると、『ゴースト・イン・ザ・シェル』は日本にとっても大きな一歩になりそうですね。

藤村さん:今までは、ヒットするハリウッド映画に、日本のお金を投資したくてもチャンスは少なかったわけです。逆にいうとお金が集まらないものにしか投資できるチャンスがなかった。

しかし、日本の一流のIPで、日本の一流の才能で、世界に通用するようなものができるような時代になったら。日本から投資できるお金も期待できるかもしれない。

だからちょっとオーバーかもしれないけれど、この『ゴースト・イン・ザ・シェル』のような作品が継続していけば、日本にとっての国益にも繋がるかもしれないと思っています。

僕自身は、日本人ということに、強くこだわっているわけじゃないんだけど、世界で日本のプレゼンスを上げていくってことは、日本人なら誰もが願っていることだし、僕もその道が作れたらいいなと思っています。

これは本当に足が長い仕事で、20年、30年かかるビジョンだけど、残念ながら自分自身の年齢もちゃんと現実的に見ていかないといけない年齢になってきているから、そういう意味では自分の志を、世代を超えて繋いでいく立場になれればいいなと思っている。全部僕ができるわけじゃなくて、その道を作ることに貢献できれば。


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◼︎本作の見どころは?

わたし:『ゴースト・イン・ザ・シェル』について詳しく教えてください。海外でも原作は有名だったのでしょうか?

藤村さん:押井守監督による1995年のアニメ映画『GHOST IN THE SHELL 攻殻機動隊』が、米ビルボード誌のビデオ週間売り上げで1位を獲得したので、ビデオで観ている方が多いですね。そのときはかなり話題になりました。

そのあと同じく押井守監督の『イノセンス』が2004年に米国公開され、日本のアニメーション映画としては初のカンヌ国際映画祭オフィシャル・コンペティション部門出品に選ばれました。スティーヴン・スピルバーグのドリームワークスがアメリカでも公開し、ビデオも出しているので、そういう意味でも系譜があって。

「ドラゴンボール」や「キャプテン翼」などと比べると、少しマニアックというか、ファンベースの作品ですが、クリエイターの方たちは、多分絶対に観ている作品でしょうね。『マトリックス』が「インスパイアド by GHOST IN THE SHELL」というのはみんな知っていることで、実際に「攻殻機動隊」に出てくるようなシーンがかなり入っています。


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わたし:映画をつくるにあたって、原作ものならではの苦悩はありましたか?

藤村さん:ファンベースがあるものに乗っかるってことは、メリットもあるんだけど、原作を大事にしていないというバッシングを受けるリスクもあるよね。

でも一方で、ファンの人たちだけに受けるものを作ってしまっては、百数十億円も投資したものを回収できないという苦悩がある。

商業性と作家性の両立、ちゃんと両立させることがものすごく大きなチャレンジなんだってことは、今回の実写化までの10年間を通じて僕が学んだことです。

原作があって、できあがった作品ってハリウッドにもたくさんあるけれども、どの作品も成功を収めるまでは、ものすごい量のチャレンジを、本当にたくさんの人たちが集まって行った結晶なんだってことが、映画を見た瞬間に僕が感じたことだったの。

そういう意味で、この映画を一人でも多くの人に見て欲しいし、世の中に受け入れられて欲しいし、もっというなら、当然コミックベースなので、続編も作れるようになっているので、それにふさわしいレベルでヒットして欲しい。これは選ぶのはお客さんなので、そういう映画としてみなさんに選ばれて欲しいなと思っている。


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わたし:最後に、本作の見どころを教えていただけますでしょうか?

藤村さん:やはり原作の素晴らしさだよね。原作がここまで評価されてきたのは、いまだかつてない世界観が評価されてきたわけで。だって、もし似たようなものがあったら、わざわざ海外から取りに来ないじゃない?

ネタバレになってしまうから、内容は話しにくいんだけど、80年代につくられた漫画でありながら、AIの時代を予見したような素晴らしい作品だと思います。

原作を知らない方に『ゴースト・イン・ザ・シェル』というタイトルの説明はできるのでそれだけいうと、「ゴースト」というのは幽霊ではなく、魂という意味。「シェル」っていうのは義体。義体の中に魂が宿っている。つまり脳だけが人間で、体はサイボーグ、そういう設定の映画って、過去には1本もない。とてもオリジナリティの高い原作の世界観を、ハリウッドの最新の技術を使って、一流のチームが集まって映画化した、それが本作の見どころだと思います。


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わたし:ありがとうございます。原作ファンの方でも、そうでない方でも、この映画が一人でも多くの方に観てもらえる作品となるとよいですね!

藤村さん:『ゴースト・イン・ザ・シェル』は、単なるハリウッド大作映画の1本ではなくて、この作品がヒットするかどうかは、日本の漫画の業界、アニメの業界の人たちにとってはものすごく大きなことなんです。

この映画がヒットすれば、初めて日本のコミックが、世界で通用する原作になったということで、大きな流れが日本に向かって動く。ハリウッド、映画業界っていうのはそういうところだし、世界中が日本のIPに注目する、そのきっかけになる。

日本のコミックやアニメにも、もっとチャンスが広がるかもしれないし。日本の「国益」になるとまでいうのは、ちょっと大げさだし、偉そうかもしれないけれども、この作品をはじめの一歩として、あと10年かけてでも、いつか日本のIPが世界に誇れるコンテンツとなる、そういう時代を作っていけたら、幸せだなぁと思っています。


 

  • 主演:スカーレット・ヨハンソン『LUCY/ルーシー』『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』、ビートたけし『座頭市』『アウトレイジ』
  • 原作:士郎正宗「攻殻機動隊 THE GHOST IN THE SHELL」
  • 監督:ルパート・サンダース『スノーホワイト』
  • 上映時間:107分
  • 公開日:2017年4月7日(金)全国公開
  • 公式サイト:http://ghostshell.jp
  • © 2017 Paramount Pictures. All Rights Reserved.

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ふたりの愛が法律を変える!異人種間の結婚を合法化させた、感動のラブストーリー『ラビング 愛という名前のふたり』

作品紹介

ラビング 愛という名前のふたり

時は1958年、アメリカ・バージニア州のキャロライン群、白人のレンガ職人リチャードと、黒人のミルドレッドは、ミルドレッドの妊娠をきっかけに結婚を決意するが、肌の色の違う異人種間の結婚は禁じられていた。ワシントンD.C.まで足を伸ばし、晴れてラビング夫妻となった二人だったが、故郷のバージニア州には25年間戻ってはいけないという判決を叩きつけれ…

アメリカで毎年「Loving Day」として制定されている6月12日。最高裁判所によって異人種間の結婚が合法化されるまでの裏側に、一組の夫婦が居たー。実話から生まれた、感動のラブストーリー。

感動度

78%

わたし

今日のオススメはアメリカで肌の色の違う異人種間結婚が合法化されるきっかけとなった一組の白人・黒人夫婦を描いた『ラビング 愛という名前のふたり』だよ!

ミーちゃんは、アメリカで毎年6月12日が何の日に制定されているか知ってる?

ミーちゃん

何かの休日だったっけ…?

わたし

6月12日は「Loving day」と言ってね。アメリカの最高裁判所によって、異人種間の結婚が合法化された記念日なんだ。

Lovingというのは、今回の映画の主人公、リチャードの苗字なんだよ。


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ミーちゃん

へー!ちっとも知らなかったよ!

わたし

今からたかだか5〜60 年前に、肌の色が違うっていうだけで結婚が禁止されていたなんてね。

この映画は、2011年にさまざまな映画祭で上映され多数の賞を受賞した、ドキュメンタリー映画をもとに企画された長編映画だよ。

ミーちゃん

そうなんだね!

わたし

白人のレンガ職人リチャードと、黒人のミルドレッド。

ミルドレッドの妊娠をきっかけに結婚を決意したふたりは、異人種間の結婚が禁止されている故郷のバージニア州ではなく、ワシントンD.C.でラビング夫妻となり、バージニア州に戻ってくるんだけど…。

新婚生活もつかの間、ある日突然、真夜中に寝室に突入してきた保安官によって逮捕されてしまうんだ…


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ミーちゃん

なんてこった…

わたし

弁護士と判事の司法取引により、1年間の服役は執行猶予となって免れたふたりだったけど、かわりにこの先25年間、ふたり一緒にバージニア州に戻ってはいけないという条件を突きつけられてしまうんだ。

ミーちゃん

25年は長すぎるね…

わたし

その後、ミルドレッドのいとこを頼って、ワシントンD.C.で暮らしながら子育てをスタートするふたりなんだけど、両親や仲の良かった姉、故郷の自然環境からも引き離されたミルドレッドは日に日に元気を失っていってね…

ミーちゃん

つらい…つらいね…


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わたし

でもそんなある日、いとこの妻のラウラから、アメリカ合衆国司法長官のロバート・F・ケネディに手紙を書くことを勧められたミルドレッドは、意を決して手紙を送り、アメリカ自由人権協会から無償の弁護を引き受けるという連絡をもらうよ。

ミーちゃん

おお…!

わたし

ミルドレッドとリチャード、ふたりはどのようにして異人種間結婚の合法化という勝利を勝ち取っていくのか。

見どころは、本作が史実に忠実でありながらも、一組のカップルの普遍的な愛を描いているところ。リチャードとミルドレッドがお互いを思いやりながら、支え合う姿には涙を禁じ得ないよ!


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ミーちゃん

ぼく、こういう実話ものに弱いんだよなぁ。泣いちゃいそうだよ。

わたし

ミルドレッドを演じ、アカデミー賞の主演女優賞にもノミネートされたルース・ネッガの透き通るような演技にも大注目だよ!

  • 原題:Loving
  • 監督:ジェフ・ニコルズ『MUD マッド』
  • 出演:ジョエル・エドガートン『華麗なるギャツビー』、ルース・ネッガ『プルートで朝食を』
  • 上映時間:123分
  • 公開日:3月3日(金)よりTOHOシネマズ シャンテほか全国順次ロードショー
  • 公式サイト:http://gaga.ne.jp/loving/
  • © 2016 Big Beach, LLC. All Rights Reserved.

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ハードボイルドな作風に痺れる!剣豪・石川五ェ門誕生までを描く『LUPIN THE ⅢRD 血煙の石川五ェ門』

作品紹介

LUPIN THE ⅢRD 血煙の石川五ェ門

伊豆沖の賭博船で襲撃された鉄竜会の組長を一度は救った若き用心棒の石川五ェ門だったが、その後、斧を武器に使う大男・ホークによって船を大破させられてしまい、組長は命を落としてしまう。一方、賭博船から金を奪うことに成功したルパンと次元、不二子はそのホークから命を狙われており…

2014年に特別公開され、次元大介がルパン三世の相棒となっていく様を描き、熱狂的反響を呼んだ『LUPIN THE ⅢRD 次元大介の墓標』。シリーズ第2弾となる本作では、若き日の石川五ェ門が、どのようにして最強の剣士となったかを描く。

ハードボイルド度

88%

わたし

今週紹介するのは、2014年に公開されたアニメ『LUPIN THE ⅢRD 次元大介の墓標』に続くシリーズ第2弾!

『LUPIN THE ⅢRD 血煙の石川五ェ門』だよー!


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ミーちゃん

次元大介がルパン三世の相棒となっていく様を描いた『LUPIN THE ⅢRD 次元大介の墓標』は、最高にカッコよかったよね!

わたし

いやもう、ホントにね。痺れたよね。

今回の作品は、劇場公開作品としては「次元大介の墓標」に続くシリーズ2作目なんだけど、その前に本作の監督・演出を務める小池 健がキャラクターデザインと作画監督を担当したTVシリーズ「LUPIN the Third -峰不二子という女-」があったよね。

ミーちゃん

「LUPIN the Third -峰不二子という女-」はテレビアニメの放送開始40周年を記念して、27年ぶりに制作された連続テレビアニメシリーズだったんだよね!

わたし

「峰不二子という女」も「次元大介の墓標」も、時代設定は「ルパン三世」の原作漫画が連載された1960年代後半から1970年代前半で、若き日のルパンたちが見られるのが見所だよ。

本作でも、まだ圧倒的な強さを手にいれる前の、若き日の石川五ェ門が描かれているよ!

ミーちゃん

ルパンや次元、不二子も見られるんだよね!?


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わたし

もちろん!

若き日のルパンと次元は、私たちがよく知っているちょっとお茶目で憎めない二人とは違って、ちゃんと悪党している感じなんだけど、それがまたカッコイイの!

不二子ちゃんも、若い分、さらにクールな感じで。


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ミーちゃん

へー!どんなやりとりが観られるのか、楽しみだな!

わたし

本作では、「バミューダの亡霊」と呼ばれる斧を武器に使う大男・ホークと、仇としてホークを追う五ェ門の死闘が描かれるよ!

スタッフが「R18を目指した」というぐらい、ハードでバイオレンスな五ェ門が描かれるから、アニメとはいえ、血が苦手な人は注意して〜!


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ミーちゃん

そうなんだね!よく知ってるルパンとはだいぶテイストが違うみたいだね!

わたし

それがこのシリーズの魅力だよ!

これからのシリーズ展開も気になる本作。ぜひ「峰不二子という女」や「次元大介の墓標」もチェックしてから観てみてね!


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  • 原作:モンキー・パンチ
  • 監督・演出:小池健
  • 声の出演:栗田貫一、小林清志、浪川大輔、沢城みゆき、山寺宏一
  • 上映時間:54分
  • 公開日:2月4日(土)より全国ロードショー
  • 公式サイト:http://goemon-ishikawa.com/
  • 原作:モンキー・パンチ(C)TMS

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GReeeeNの名曲に彩られ…弟思いの兄に涙!すべての夢追い人に贈る青春音楽ムービー『キセキ-あの日のソビト-』

作品紹介

キセキ-あの日のソビト-

厳格な医師の父と、優しい母のもとにうまれた兄弟、ジンとヒデ。メタルバンド「ハイスピード」でボーカルをつとめるジンは、父に反発し、音楽の道を志す。一歩つ弟のヒデは、父と同じ医学の道を志して受験勉強に励んでいたが…。

2007年にメジャーデビューした男性4人組のボーカルグループ「GReeeeN」。メンバー全員が歯医者で、素顔や本名を明かさない彼らの知られざる誕生秘話を、若手人気俳優、松坂桃李&菅田将暉のダブル主演で描いた青春ムービー!

青春度

72%

わたし

今週は全員歯科医師の人気ボーカルグループ「GReeeN」が誕生するまでを描いた『キセキ-あの日のソビト-』を紹介するよ!

タイトルにもなっている「キセキ」は、ドラマ「ROOKIES」の主題歌だったことで有名だよね!


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ミーちゃん

「ソビト」ってどういう意味?

わたし

「ソビト」っていうのは「素人・空人」のことで、自由に新しいことに挑戦していく人を指すGReeeeNによる造語なんだって!

ミーちゃん

へー!そうなんだ!

わたし

この映画は、GReeeeNのメンバーヒデとその兄のジンの兄弟を中心に、GReeeNというグループがどのようにして誕生したか、その軌跡を描いた青春ムービー。

GReeeeNのメンバー、HIDE(ヒデ)を菅田将暉、navi(ナビ)を横浜流星、92(クニ)を成田凌、SOH(ソウ)を杉野遥亮と若手人気俳優がそろって演じている点に注目だよ!


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ミーちゃん

その4人は、実際にグリーンボーイズとしてCDデビューしたんだよね!


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わたし

そうそう!

劇中でも「声」「道」「キセキ」の3曲を歌っているよ!

ミーちゃん

本物のGReeeeNとも似ているね!

わたし

レコーディングやライブシーンでのパフォーマンスは、GReeeeNのスタッフ直伝によるもの。

本家GReeeeNが主題歌を担当するほか、HIDEの実兄で、ジンのモデルになったJINも音楽プロデューサーとして参加しているよ。

ミーちゃん

GReeeeNファンは必見だね!

わたし

そしてもう一つの見どころが、松坂桃李演じる兄のジン。

メタルバンド「ハイスピード」のボーカルとして歌声を披露しているほか、菅田将暉演じる弟・ヒデの夢を応援する兄を、切なさたっぷりに演じているよ!


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ミーちゃん

今ノリに乗っている菅田将暉くんとの掛け合いも楽しみ!


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わたし

今年10周年を迎えるGReeeeN。映画を観てから、もう一度彼らの曲を聴き直してみるのもいいかもね♪

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【2016年まとめ】わたしが選ぶ「今年オススメの映画」ベスト20!


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わたし

今週は、2016年度に劇場公開された映画の中から、個人的に面白かったベスト20を発表するよー!

ミーちゃん

今年一番心にのこった映画は何かな〜?

わたし

まずは20位〜15位はこちら!

20位…『グランド・フィナーレ』
19位…『TOO YOUNG TO DIE! 若くして死ぬ』
18位…『トランボ ハリウッドに最も嫌われた男』
17位…『オーバー・フェンス』
16位 …『スティーブ・ジョブズ』

ミーちゃん

『スラムドッグ・ミリオネア』のダニー・ボイル監督で、脚本を『ソーシャル・ネットワーク』のアーロン・ソーキンが手がけた『スティーブ・ジョブズ』は、製品発表会の舞台裏のみをひたすら会話劇で描くという斬新な構成で面白かったよね!

わたし

続いて15位〜11位はこちら!

15位…『永い言い訳』
14位…『エクス・マキナ』
13位…『ルーム』
12位…『ちはやふる -上の句・下の句-』
11位 …『キャロル』

ミーちゃん

『ちはやふる』は、主演の広瀬すずちゃんの今の輝きをすべて閉じ込めた、素晴らしい青春映画だったね!

わたし

それではいよいよベスト10を発表するよ!

10位は…新海誠監督『君の名は。』!


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ミーちゃん

言わずもがな、今年のナンバー1ヒット作品だね!

個人的に泣けはしなかったけど、面白かったー!

わたし

続いて第9位は…「ハドソン川の奇跡』!


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ミーちゃん

クリント・イーストウッド作品は、間違いないね!

わたし

どんどん行くよ〜!

第8位は…『ズートピア』!


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ミーちゃん

ニックとジュディ、可愛いかった〜

ストーリーの背景にも、アメリカの人種差別、偏見や思い込みなどを描いていて、見応えがあったね!

わたし

続いて第7位は…本作が商業デビュー作となる中野量太監督作品『湯を沸かすほどの熱い愛』!


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ミーちゃん

原作ものの映画化作品が多い中、オリジナル作品でこんなに面白い作品が観られて、うれしかったな。

わたし

そして第6位は…『PK』!


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ミーちゃん

恋あり、笑いあり、踊りあり、涙あり、政治あり、なんでもありのインド映画にもう夢中だよね!

わたし

ふふふ。いよいよベスト5だよ!

第5位は…『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』!


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ミーちゃん

ハリポタロスを埋めてくれる、新シリーズの登場に心震えたよね!

わたし

全5部作だから、あと4作楽しみだね〜

そして第4位!『エブリバディ・ウォンツ・サム!! 世界はボクらの手の中に』!


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ミーちゃん

「ビフォア〜」シリーズのリチャード・リンクレイター監督による青春映画の傑作だね!

わたし

いよいよベスト3!

第3位は…『この世界の片隅に』!


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ミーちゃん

戦争の中、ユーモアを忘れずに前向きに生きる主人公・すずさんをのんが演じて評判を呼んだね。今も口コミがどんどん広がっているみたい!

わたし

戦争に対して、日々の暮らしを丁寧に生きることで戦ったすずさんに心を打たれたなぁ…

そして、第2位は…『シン・ゴジラ』!


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ミーちゃん

早口で語られる膨大なセリフとスピーディーなカットにリピーターも続出したね!

わたし

公開まであまり前評判がなかっただけに、公開後の爆発的な勢いはすごかったね!

興行収入でこそ『君の名は。』に追い抜かれてしまったけど、『シン・ゴジラ』から今年の映画界は盛り上がった気がするよ!

そして2016年、個人的ベスト第1位は…

『 シング・ストリート 未来へのうた』!


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ミーちゃん

これもまた青春映画の傑作だよね〜!

こうして見ると、今年は青春映画で面白いものが多かった気がするな。

わたし

うんうん。

「シング・ストリート」は音楽もすごく好かった。「エブリバディ・ウォンツ・サム!!」も「君の名は。」も、青春映画と音楽って相性がいいのかも。

ミーちゃん

来年もどんなステキな作品に会えるか楽しみだね!

ズバリ、注目の作品は?

わたし

邦画では3月に前編、4月に後編は公開される『3月のライオン』や、同じく漫画原作の『東京喰種 トーキョーグール』も注目だよ!

洋画では、アカデミー最有力と言われる『セッション』のデミアン・チャゼル監督最新作・『ラ・ラ・ランド』、「バットマン」シリーズのクリストファー・ノーラン最新作『ダンケルク』、日本アニメ「攻殻機動隊」が原作の『ゴースト・イン・ザ・シェル』が楽しみ!

人気シリーズの最新作もつぎつぎに登場するよ!「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー: リミックス』、『スパイダーマン:ホームカミング』、1982年公開の『ブレードランナー』の続編『ブレードランナー 2049』、女性版『オーシャンズ11』の『オーシャンズ8 』、『トレインスポッティング』の続編『T2 トレインスポッティング2』、年末には「スター・ウォーズ」のエピソード8も公開になるね!

ミーちゃん

わー盛りだくさん!!どれもこれも面白そうで待ちきれないね!

来年もいい年になりますように!

わたし

みなさん、よいお年を〜!

続きを読む

エピソード4を観てから観るか、観る前に観るか。入門編にも最適な「スター・ウォーズ」最新作を見逃すな!

作品紹介

ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー

銀河全体を脅かす帝国軍の究極の兵器、デス・スター。それは、惑星をも破壊するのに十分な威力を備えた、武装宇宙ステーションだった。その開発の中心者である科学者ゲイレン・アーソの娘のジンは、デス・スターの設計図を奪うため、帝国軍と対立する反乱軍のチーム「ロ―グ・ワン」に加わり、仲間たちと極秘ミッションに挑むが…。

『エピソード4/新たなる希望』の冒頭でレイア姫がR2-D2に託した<デス・スター>の設計図はいかにして入手されたのか?ジョージ・ルーカスのアイデアから誕生した、初めて描かれるキャラクターたちによる、新たな世界を描いたもうひとつの「スター・ウォーズ」最新作。『エピソード4/新たなる希望』の直前を描く、アナザー・ストーリー。

ドキドキ度

83%

わたし

今週のオススメは、『エピソード4/新たなる希望』の直前を描いた「スター・ウォーズ」最新作、『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』だよー!


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ミーちゃん

去年のエピソード7に続いて、今年も年末にスター・ウォーズが観られるなんて幸せだね!

わたし

うんうん!

中身もファンにはたまらない内容になっているけど、あえて今回はこれまでスター・ウォーズを観たことのない人にも入門編としてオススメしたいよ!


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ミーちゃん

スター・ウォーズを観たことない人なんているかな!?

わたし

いるでしょ!

まず、スター・ウォーズは、はじめにエピソード4、5、6が作られたんだ。レイアとルークがダース・ベイダーと戦う話だね。

ミーちゃん

そこから!?

わたし

そのあとに作られたのが、エピソード1、2、3。エピソード4、5、6から約20年前、ダース・ベイダーがどのように誕生したかを描いている作品だよ。

そして昨年登場したエピソード7は、エピソード4、5、6から30年後の新たなお話だったんだよね。

ミーちゃん

説明が雑…!!

わたし

まあまあ。

そして今回の『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』は、第1作目であるエピソード4の直前のお話なんだよね!

なので、今回の作品でスター・ウォーズに興味を持った人は、これまで1作品も見たことがなくても、この作品の後からエピソード4、5、6、1、2、3、7という順番で観ることができて、さらに来年以降にはエピソード8と9が待っているという…!

ミーちゃん

な、なるほど…!

わたし

もちろん、エピソード4を観ていた方が楽しめることは間違いないんだけど、今改めてエピソード4を観るよりも、劇場で公開されている本作を観る方がハードルが低いと思うんだよね。

初めて観る人にとっては、ダース・ベイダーぐらいしか知らないかもしれないけれど、本作だけでも十分楽しめる内容になっているから、大丈夫だよ!

ミーちゃん

確かに、そういう考え方もあるかもね…!

それじゃあ、初めての人でもわかる「ローグ・ワン」の魅力を教えてもらえるかな!?


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わたし

今回の主人公・ジンは、自分の父親である科学者ゲイレン・アーソが、銀河全体を脅かす帝国軍の究極の兵器、デス・スターを作ったと知らされるんだ。

惑星をも破壊するのに十分な威力を備えた凶悪な兵器であるデス・スターをなぜ、自分の父親は作ったのか。この父と娘のドラマがまず第一の見どころだよ!


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ミーちゃん

スター・ウォーズといえば家族の話だもんね!

わたし

そしてもう一つの見どころは、ジンがある理由からデス・スターの設計図を奪いに行く極秘チーム「ローグ・ワン」のメンバーたち!

特に、元帝国軍のドロイドであるK-2SOと、ドニー・イェン演じる盲目の修道僧チアルートは最高だよ!


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ミーちゃん

ドニー・イェン!予告編を見たときから、かっこいいなと思ってたんだ!

わたし

もちろん、映像もとてもかっこいいよ!

エピソード4を観てから観るか、観る前に観るかー。悩ましいところだけど、スター・ウォーズを観たくても、観逃していた人は、この機会にぜひ劇場に足を運んでみてね〜!


  • 監督:ギャレス・エドワーズ『GODZILLA ゴジラ』
  • 原題:ROGUE ONE A STAR WARS STORY
  • 出演:フェリシティ・ジョーンズ/ディエゴ・ルナ/ベン・メンデルソーン/ドニー・イェン/チアン・ウェン/フォレスト・ウィテカー/ マッツ・ミケルセン/アラン・テュディック
  • 上映時間:134分
  • 公開日:12月16日(金)より全国ロードショー
  • 公式サイト:http://starwars.disney.co.jp/movie/r1.html
  • (C)2016 Lucasfilm Ltd. All Rights Reserved.

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変わらない「あの頃」の青春!リチャード・リンクレイター監督による、1980年代版『アメリカン・グラフィティ』がここに!

作品紹介

エブリバディ・ウォンツ・サム!! 世界はボクらの手の中に

1980年9月、南東テキサス州立大学、野球部。新学期まで3日と15時間。野球推薦で入学することになったジェイクは、新学期のスタートの前に野球部の寮にやってきた。寮で出会う先輩たちは、野球エリートとは思えないようなめちゃくちゃな奴ばかり。大人への一歩を踏み出そうとするジェイクの長い1日は女の子たちのナンパから始まり…。

『6才のボクが、大人になるまで。』で、6才〜18才までの一人の少年の成長を実際に12年の歳月を費やして撮影し、2014年の映画賞を席巻したリチャード・リンクレイター監督が贈る、高校を卒業したばかりの主人公が大学に入るまでの数日間を描いたグラフィティ・コメディの傑作!

青春度

99%

わたし

今週のオススメは、『ビフォア〜』シリーズ(ビフォア・サンライズ、サンセット、ミッドナイトの3部作)や、『6才のボクが、大人になるまで。』で知られる、リチャード・リンクレイター監督による最新作『エブリバディ・ウォンツ・サム!! 世界はボクらの手の中に』だよ!

ミーちゃん

米タイム誌が選ぶ「2016年にアメリカで公開された映画のトップ10」にも選ばれていたよね!

観たいと思ってた〜!

わたし

リチャード・リンクレイター監督といえば、1日に起こる出来事を会話劇で描くのがお得意だけど、本作でも大学が始まるまでの数日間を、主人公と周りの人物たちの会話で魅せてくるよ!

ミーちゃん

『ビフォア〜』シリーズでも大量のセリフがあるけれど、それが全部いいんだよねぇ。

わたし

実は監督は、93年製作の『バッド・チューニング』という映画で1976年のテキサスを舞台に、新入生の歓迎会で馬鹿騒ぎする高校生たちの1日を描いた青春グラフィティ映画を撮っていてね。

それに『6才の〜』では、18才になった主人公が大学に入学するシーンで終わっているから、本作はその続編的な意味合いで観ても、おもしろいつくりになっているんだよね。

ミーちゃん

へー!どんなお話なの?

わたし

主人公は、野球推薦で南東テキサス州立大学に入学することになった新入生のジェイク。不安と期待を胸に、野球部の寮に入るんだけど、そこで待っていたのは個性豊かな野球部のチームメイトたちで、ナンパにディスコにと大騒ぎの1日が始まって…というお話だよ。

この野球部のメンバーがとにかく風変わりで、おもしろいの!たくさんのチームメイトたちが出てくるけど、とにかくセリフが多いから、それぞれの性格や個性がどんどんインプットされて、はじまってすぐに全員のキャラを把握できちゃうよ。


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ミーちゃん

この写真の全員、把握できちゃう!?

わたし

できちゃう、できちゃう!

本作で描かれる大学が始まるまでの3日間は、特に大きなできごとが起こるわけではないんだけど…。

1980年代の学生たちの空気間を知らないわたしでも共感できてしまうのは、この作品が18才を待ち受ける空気間を完璧に表現しているから。


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ミーちゃん

例えば、どんな?

わたし

高校を卒業したばかりの18才にとって、大学は大人の一歩を踏み出す場所。若くて、情熱があって、何でも手に入るような気分になったりして。

何にも縛られない大人の自由を満喫しつつも、どこかでこの時は永遠には続かないと知っている。

変わらない青春のバカバカしさと、その幸福な時間の再現に、笑って、ふいに涙したよ。


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ミーちゃん

なんでもない時間の、なんとかけがえのないことか…。

大人になると、人生はそんなに長くないと気づいてしまうからこそ、まるで時間が無限にあるかのように思えた青春時代が懐かしいんだよね。


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わたし

社会に出ると、仕事や家庭や、日々のあれこれに忙殺されて、なんでもない・くだらない・仲間たちとバカ騒ぎするような、そんな時間はなかなか取れない人も多いよね。

この映画で描かれるのは「永遠に続かないからこそ、色褪せない青春のひととき」。その輝きが眩しくて、過ぎ去った幸福の瞬間を目の当たりにしたことに、ふと涙が零れるたんだと思う。

途中である理由で野球部を去っていくチームメンバーの一言が胸に染みるよ。青春時代を楽しくも切なく、そして美しく描いたこの作品を観逃さないでねー!

  • 監督・脚本・プロデューサー:リチャード・リンクレイター『6才のボクが、大人になるまで。』
  • 出演:ブレイク・ジェナー、ゾーイ・ドゥイッチ、グレン・パウエル
  • 上映時間:117分
  • 公開日:11月5日(土)より新宿武蔵野館、ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国ロードショー
  • 公式サイト:http://everybodywantssome.jp
  • ©2015 PARAMOUNT PICTURES. ALL RIGHTS RESERVED.

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【番外編】「木曜日のシネマ的」映画好きのための、がんばり過ぎないホームシアターのススメ


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ミーちゃん

またやってしまった…

わたし

どうしたの!?

ミーちゃん

面白そうだな、と思っていた映画の公開が終わってしまっていたんだ。

わたし

あるあるだよね…。見逃した映画がすごく評判になっていたことをあとから知ったり。

ミーちゃん

大きいスクリーンで見たかったなぁ。

わたし

今日はそんなミーちゃんに、朗報!

お家で映画を観るための、ホームシアターに必要なものの揃え方を紹介するよ!

ミーちゃん

ホームシアター!

興味はあったけど、どこから手をつけてよいのか分からなかったんだ。

全部良いものをそろえるとものすごくお金がかかりそうだけど、中途半端に微妙なものは嫌だし…。

わたし

そうだよね、何を用意したらよいのか、どこのものを選んだらよいのか、製品も多すぎてなかなかハードルが高いよね。

今日は、音や映像にこだわりすぎなくてもいいけど、でもそこそこ良い環境で映画が観たいというミーちゃんにぴったりな、お金をかけすぎない「ちょうどいい」ホームシアターの作り方を紹介するよ!

ミーちゃん

わー楽しみ!

わたし

DVDやBlu-Ray、今だとHuluやNetflixにAmazonTVなどコンテンツを再生する機器はいろんな選択肢があるから、今回はその紹介は省くね。

それ以外でホームシアターに必要なのは、①スクリーン、②プロジェクター、③AVアンプ、④スピーカーの4点。

遮光カーテンもあると、部屋が真っ暗になるのでオススメだよ!

①と②は大型テレビでも代用可能だけど、劇場派のミーちゃんの気分を盛り上げるためには、映画館の雰囲気がでるスクリーンが良いよね!

ミーちゃん

うんうん!

わたし

はじめに①のスクリーンだけど、スクリーンのサイズは、スクリーンと映画を観る場所、たとえばソファなどとの距離によって適切なサイズがあるんだ。

大きければ大きいほど映画館っぽさは味わえるけど、どのぐらいのサイズまで設置が可能か、お部屋のサイズと合わせて確認してみてね。

このサイトがわかりやすかったよ。

ミーちゃん

なるほど!観る場所との距離によって推奨されるスクリーンサイズがあるんだね!

わたし

ちなみに、オススメはボタンひとつでスクリーンが降りてくる電動スクリーンだよ!

手動だと毎回下ろすのが面倒くさいし、電動ってだけでテンションがあがること間違いなし!

ミーちゃん

たしかに、手動よりも「これから映画を観るぞー!」っていう雰囲気が出るかも。

わたし

次に②のプロジェクターだけど、4Kにするのか、フルHDかで価格に大きな差があるよ!4K画像の解像度は、フルHDの約4倍!

ただ、プロジェクターは基本は数年だけ使う消耗品だと考えると、フルHDのものが今はオススメかな。

プロジェクターはEPSONのものなんかが人気だよ。

ミーちゃん

4KとフルHDでは、値段はいくらぐらい違うの?


わたし

そうだね、フルHDのプロジェクターは、人気のものでも10万以内からかな。

4Kだと50万以上かかってしまったりするよ。

ミーちゃん

全然値段が違うんだね!

ぼくはまだフルHDで良いかな。


わたし

わたしもそう思うよ。

そして次にAVアンプ。AVアンプはプロジェクターとスピーカーをつなぐもののようなイメージかな。複数のスピーカーを再生するのに必要だよ。

良いものにこだわろうとすると本当に高くなるし、型落ちのものが安く買えるのでそこまでお金をかけなくても良いかな、と個人的には思っているよ。

AVアンプはYAMAHAのものなんかが人気だよ。

ミーちゃん

へー。10万円以下で買えるものもあるんだね。


わたし

そして最後にスピーカー!5.1chとか7.1chとか色々聞くと思うけれど、掃除をするときや、たとえばお子さんの居る家庭なんかでは、スピーカーをいくつも置くと、正直、邪魔になることも多いよね…。

そこでオススメなのが、サウンドバー!画面の下にこれひとつを設置するだけなので、楽チン。AVアンプが付属または内臓しているものを選べば、③のAVアンプも必要なくなるよ!

YAMAHAの「YSPシリーズ」SONYのこれなんかがおすすめだよ!

ミーちゃん

へーこれひとつで良いなら置き場所にも困らないね!

わたし

配線の天井や床・壁への埋め込みも必要ないしね。

ミーちゃん

全部揃えたらかなり良い環境で楽しめそうだね。

貯金して買ってみようかなぁ!


わたし

うん!こだわろうと思えばいくらでもこだわれてしまうホームシアターだけど…。

今回は30万〜50万円以内ぐらいで満足度高く、そこそこ本格的に楽しめるものを紹介したよ!観逃してしまった映画も、自宅で大きなスクリーンで楽しめたら最高だよね!

ぜひ参考にしてみてね♪

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